内田彩仍さんvol.5 「包む贈りもの ~枝を添えて~」

特集「手しごと、家しごと」
2016.08.28

丁寧な暮らしぶりや、素敵な着こなしが評判の内田彩仍さん。編集部ブログでもご紹介させていただきましたが、新刊『季節の暮らしと服支度』が、9月15日に発売されることになりました! その発売を記念して、変わらず人気の保ち続けている著書『手しごと、家しごと』の内容を、1週間にわたって紹介しています~。vol.5の今日は、大人な雰囲気の、枝を使ったラッピング。プレゼントをする際、ぜひ真似してみてくださいね。

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「包む贈りもの ~枝を添えて~」

友人への贈りものは、気がねなく受け取ってもらえるよう「できるだけカジュアルに」と思っています。器もキッチン掃除道具も、いつもわが家で重宝しているもの。友人にも気に入ってもらえたら、という気持ちで贈ります。

夏は涼を呼ぶシルバーリーフのユーカリ、秋は実のついたオリーブ。シンプルな箱に枝を添えると、四季折々の趣も届けられそうで、うれしくなります。使う枝は、葉がしおれず、きれいなままドライになるものを選びます。

 

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シルバーがかった細長い葉のユーカリは、くるっと丸めただけでリースになるすぐれもの。素敵な箱に入った器に、さわやかな白い細ひもを二回巻いて、くくっています。

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ふたを外したところです。料理上手の友人に器を贈りました。

 

 

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オリーブの枝を贈る相手は、いつもわが家のベランダの様子を気にかけてくれる友人。「今年も実りました」という報告をかねてプレゼントします。

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家しごと上手の友人に、日用品セットを。中身は、私がいつも頼りにしているキッチン掃除用品。消耗品はいくつあっても使ってもらえそうで、おすすめのものをセットにして、一言添えて包みます。


~枝を添えた包み方~

材料
・箱
・包み紙
・麻ひも
・枝


① 包み紙を箱に巻き、サイズを確認。端を1.5cmほど化粧折りして、箱の中央で1.5cm重なるようにカットしておきます。
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② 箱の裏側の中央で、化粧折りした端が右上になるように重ねます。
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③ 端にテープのりをつけ、箱に紙を巻いて、留めます。
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④ 枝を、箱のサイズに合わせてカットします。
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⑤ 枝をのせたまま、麻ひもを箱に巻きます。
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⑥ 2重に巻いたら、角で1回結びます。
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⑦ 結んだひものうち、下側のひもで輪を作り、上側のひもを上から巻いて蝶結びを作ります。
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⑧ 縦結びにならないように気をつけて。
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⑨ 蝶結びの左側の輪の中に、右側の輪を入れます。
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⑩ 入れたほうの輪を持ち、もう一方のひもの端を引っ張ると、片リボン結びになります。s-0004

⑪ 2本のひもの長さを揃えてカットします。
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内田彩仍 著「手しごと、家しごと」より  photo:宮濱祐美子

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Profile

内田彩仍

Ayano Uchida

福岡県に、夫と愛猫クリムと暮らす。丁寧な暮らしぶり、センスある着こなしや手作りが雑誌やイベントで人気を集める。著書に『手しごと、家しごと』(主婦と生活社)、『重ねる、暮らし』(マイナビ出版)などがある。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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