香菜子さんの片づけのおへそ Vol.4

暮らしのおへそ
2021.11.18

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「そもそも」を考える

その都度片づけるより
片づかない理由をとことん考える。
根本を修正すれば、しくみが生まれる。


「表面的な解決ではなく、『そもそも』を考えるのが好きなんです。家族を巻き込んだシステムをつくらないと、部屋のスッキリ感ってキープできないので」

これからは新たな仕事に挑戦もしていきたいのだとか。実は一昨年、演劇の学校に通ったそう。

「自分のおへそと相手のおへそが一本の棒でつながっているイメージで。自分が押したら、相手が押されるでしょう? 演技ってそういうことだって。すごくわかりやすい説明でしたね」

モデルという仕事にはオーディションがつきものです。常に1番でないと、2番では意味がない……。

「以前は落ち込んでいたけれど、今は『縁がなかった』って思えるようになりました。努力が直結するわけではないから、『なるようになれ』っていう精神が育ちます。それは、普通の生活にも子育てにも応用できるんですよね」

仕事も子育ても部屋の片づけも、誰かのためではなく自分のため。背伸びせず、必要以上に後悔しない。人生の流れをスムーズにするには、そんな覚悟が必要なのかもしれません。


部屋別に必要書類を分類
家じゅうの書類をボックスファイルで整理。家電の説明書は、キッチン、リビングと、部屋別に分類するとわかりやすい。


メイクグッズは食卓に運んで
自然光の中でメイクをしたいので、折りたたみ式の鏡とメイクグッズをボックスごと食卓に運んで。本当に必要なものだけを厳選しておくのがポイント。


「無印良品」のファイルボックスを活用
ファイルボックスの中をさらに細かく仕切って、ブラシやピン、アイシャドウと小分けにしておくと、中で交ざり合うことがなく、必要なものがすぐ取れる。ふだんは洗面台の下に収納。

 

photo:砂原 文 text:一田憲子

 


『暮らしのおへそ Vol.32』より
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Profile

香菜子

Kanako

モデル、イラストレーターとして活躍しながら、ホテル備品をイメージしたプロダクトブランド「ホテルヴィルヘルムス」を主宰。23歳の娘と16歳の息子の母でもある。著書に『香菜子さんの服えらび。』(小社)

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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