青柳啓子さんの新著『68歳。今も変わらず好きなもの』
※この記事はCome home! webから転載しています。
素敵なライフスタイルと独自のハンドクラフトで人気を博し、多くの媒体で取り上げられたライフクリエーター・青柳啓子さん。今年68歳を迎えた現在の暮らしを、「健康維持」「美容法」「食生活」「家事のコツ」「家族とのかかわり」といった現実的な視点から紹介した新著が6/2に発売されます。50代からジム通いを始めたこと、夫を巻き込んでの味噌汁作り、植物を絶やさないしつらえ……年齢に左右されず、常に好きなものとともに前向きに日々を楽しんでいる姿を、ごらんください。
「今の暮らし」
手作りのワークショップやスタイリングの仕事で多忙を極めた30~50代を経て、68歳を迎えた今、私の暮らしは家族を中心とするものに変わってきました。
孫を預かったり、親の世話をする年代になったからでしょう。これまでも家事をしながら仕事をしてきたのですが、その時間を見直して、夫や親と過ごすことを大切にしたいと思うようになりました。
結婚後、夫の転勤をきっかけに福岡から関東に移り住んだとき、最初の住まいは社宅でした。制限のある環境で自分らしく工夫して暮らすことを始めて、布花を手作りしたのもこのころのこと。やがて布花の作り方をお教えするようになり、いつしかライフスタイルにまつわるさまざまなお仕事をするようになってからは、日々を忙しく過ごしていました。
年を経た今日、時間の使い方は変化したけれど、今も自分らしい暮らしを続け、手を動かすことは同じ。変わらずに「好きなもの」とつき合っています。
(1章「今の暮らし」より)
「すこやかに生きるための食習慣」
ふっくらとしたおいしいご飯は食事の基本。土鍋で炊いたご飯は、必ずお櫃に移します。和の器と畳のマットを合わせて。
食生活について
毎朝飲むのは白湯とプロテイン。白湯はぐつぐつ沸騰させたものを冷まして。水は1日800ml飲むことを心がけています。
毎日食べているのは、ブロッコリー。茎や葉の部分はスムージーにして飲みます。トマト、納豆は常備している食材。トレーニングをしているので筋肉のためにタンパク質、骨の健康のためにカルシウムをとることを意識しています。
実は、私は苦手な食べ物がありません。お肉も揚げ物もいただきますし、時にはお食事に合わせてお酒を楽しむことも。おいしく食事を楽しむためにも、日々の食生活は栄養バランスに気づかっています。
腸活食材「まごわやさしいとよ」
「〜とよ」とは、私の地元の博多弁で「〜なのよ」という意味です。これになぞらえて、腸をきれいにする食事を心がけています。
ま……まめ(大豆、納豆、豆腐、味噌)
ご……ゴマ
わ……ワカメ
や……野菜
さ……魚
し……シイタケなどのキノコ類
い……イモ類
と……トマト
よ……ヨーグルト
食物繊維など、腸の活動を活発化させる栄養分を多く含んだ食材を日々の食卓にのせるように、意識して。わが家は、外出の予定がないかぎり1日3食作って食べます。毎日のことですから、忘れないようにする工夫です。
撮影/宮濱祐美子
6/2発売の新著では、長年、愛用している器や道具の数々も登場。
さらに、真似したいテーブルコーディネート、リメイクのアイデアも盛り込み、読み応えのあるコンテンツが満載です。
『68歳。今も変わらず好きなもの』
A5判 144ページ 1760円(税込み)
6/10-11横浜大さん橋ホールで開催の「私のカントリーフェスタ」でサイン会を実施します。
2日間とも13:00~開催。ぜひ足をお運びください。
詳細は公式ホームページをごらんください。
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Profile
青柳啓子
1955年、福岡県生まれ。2人の息子の子育ての合間にハンドメイドを始め、布花、ワイヤークラフト、アルミ缶クラフト、ミルクティー染めなど、身近な材料を使った手作りの雑貨や、日々の暮らしで実践できるおもてなしのテクニックを考案。NHK「おしゃれ工房」やNHK文化センターでの講師を務めたほか、CMセットのスタイリングなど空間プロデュースも手がけた経験をもつ。著書多数。インテリア&ライフスタイル誌『私のカントリー』(主婦と生活社)で連載執筆中。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。