身体も心もほっとするやさしい料理 vol.3

からだ修行
2017.02.24

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現在も、体調不良のときも薬は一切飲まず、睡眠と食べ物で元気を取り戻しているというcayocoさん。そろそろ春の毒出しシーズンが始まるこの時期におすすめの、デトックスメニュー「大根の重ね煮」を教わりました。そのままお惣菜的に食べてもいいですし、カレーやシチュー、vol.1でご紹介したようにお味噌汁などの料理にも応用可能です。今回は、ポタージュに活用するレシピをご紹介します。
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こちらが大根の重ね煮。野菜に軽く塩を振り、浸透圧で出てきた水分だけでじっくり蒸し煮にする煮物です。cayocoさん曰く、「野菜に気付かれないくらいの弱火で」時間をかけて加熱することで、甘み、うま味がじんわりと出てきます。


大根の重ね煮

【材料(作りやすい分量)】
大根…中1本(約800g)
玉ねぎ…大1個
えのきだけ…1袋
塩…適量

【レシピ】

ふたで密閉可能な鍋(無水鍋など)の鍋底に、まんべんなく塩をふる(雪の降り始めのようなイメージで)。


えのきだけは石づきを落とし、3cm幅に切る。玉ねぎは縦半分、さらに横半分に切り、さらに6等分に着る。大根は2㎜厚さのいちょう切りにする。


鍋に、えのき、玉ねぎ、大根を順に重ね、始めと同じくらいの塩をふり、ふたをして極弱火にかける。そのまま約40分加熱し、大根がやわらかくなったら火を止める。
※粗熱がとれたら保存容器に移し、冷蔵庫で約1週間保存可能。

こちらの「大根の重ね煮」を、ポタージュに応用します。
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大根のポタージュ

【材料(1人分)】
大根の重ね煮…お玉1杯(約50g)
豆乳…100mℓ
塩…少々
しょうが…1片
梅干し…1個
オリーブオイル…大さじ2
ゆずの皮、ルッコラの葉(あれば)…適量

【レシピ】

しょうがはすりおろし、梅干しは種を取って包丁でたたき、オリーブオイルと混ぜる。


鍋に「大根の重ね煮」、水100mℓを入れ、ハンディブレンダーでなめらかになるまで攪拌する。
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鍋を中火にかけ、沸騰したら豆乳、塩少々を入れる。沸騰直前に火を止め、器に盛る。1のオイルをかけ、みじん切りにしたゆずの皮を散らし、ルッコラの葉をのせる。


「本当に味付けは塩だけ?」と、驚くほどのコクのある味わい。アクセントにのせた、梅しょうがのオイルがいいアクセントとなって、最後までスルリスルリと、おいしくいただけます。と同時に、滋味が身体全体に広がって、温かくやさしいものにふんわりと包まれているような気持ちに。cayocoさんの思い描く「ほっとする味わい」が、このひと皿からも伝わってくるようです。

身体にとって、ほっとする感覚や安心感がどれほど大切か。そしてその安心感に、食べ物がどれほど大きな影響を与えているか。「ていねいに、」のcayocoさんの料理をいただきながら、そんなことを改めて考えさせられるひとときでありました。

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photo:砂原 文 text:田中のり子

 

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食とセラピー ていねいに、

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東京都杉並区西荻南1-18-11
TEL:090-3452-3354
営業時間:【食】火18:00~21:00(LO)、水~金9:00~14:00(LO)、18:00~21:00(LO)、土・日12:00~16:00(LO) 【セラピー】10:00~21:00
定休日:月曜
http://teineini.com/

Profile

cayoco(かよこ)

マッサージサロン、飲食店勤務などを経て、「食とセラピー ていねいに、」のゆるタイマッサージ、リフレクソロジー、平日の朝ごはん&昼ごはん担当に。東日本療術協会認定セラピスト、タイ文部省認定タイ古式ライセンス取得。現在、旅のレシピ本『foodleters』を制作中。

田中のり子

noriko tanaka

衣食住、暮らしまわりをテーマに、雑誌のライターや書籍の編集を行う。『ナチュリラ』(主婦と生活社)は創刊当初からのスタッフ。構成・執筆をした『これからの暮らし方2』(エクスナレッジ)が好評発売中。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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