昔はどの家庭でも使っていた「蚊帳」をカーテンに
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
千葉県我孫子市にあるsumicaの古家具ショップは、築50年の平屋をセルフリノベーションし、時代を超えて大切にされてきた趣のある古家具や古道具などを数多く取り揃えています。
古き良い家具を今の暮らしで生かせる空間づくりをテーマに、こんなふうにしてみたら? という提案と、sumica流コーディネートを楽しんで頂けたら嬉しいです。
#21
かや布
蚊帳(かや)とは、古い時代からある蚊の進入を防ぐために寝床を覆う布の囲いで、麻や綿でできています。緑色に染色された蚊帳を多く見かけますが特に意味はなく、白色や水色のぼかしなど涼しそうな色も。素材がレーヨン、ナイロン、ポリエステルへと変化しながらも、蚊帳文化は現在も残っています。
蚊帳が作られた年代によって、固さや色め、縫い合わせる枚数が違っている。
■かや布の使い方はさまざま
ほどいた布の長さは、昭和の時代の窓サイズ(180cm前後)に近い。
二つ折りにしてみると透け感はなくなり、ハーフ窓や出窓のサイズになる。
部屋全体に、やわらかなフィルターがかかったようです。
かや布をリボン代わりにして、リースやスワッグに使ってみる。
■作業工程
①テントのようなっている蚊帳の構造。つながれている全ての縫い目を手作業でほどきます。②何度も水洗いしてのりをやわらかくした後、薬液で色を抜く、を繰り返す。
③色が抜けて、柔軟剤でソフトになったら天日干し。
※一点物のため売り切れの場合があります。ご了承ください。
sumicaでは、古家具ショップでの商品販売の他、別棟にて古家具をディスプレイした撮影スタジオやギャラリースペースをお貸ししています。撮影として七五三や成人式、ウエディングに使ったり、イベントやお教室を開催したり、ちょっとしたcafeも可能です。
アンティークな空間に囲まれた特別な1日を企画してください。
〒270-1121 千葉県我孫子市中峠1738
TEL 080-9299-2818
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