この夏も猛暑予報! 気象予報士から教わる熱中症対策 6カ条

セミナーレポート
2024.07.01


全国的に梅雨入りし、ジメジメムシムシの毎日がやってきましたね。この夏も猛暑が予想されていて、熱中症にはホント気をつけないと! ですね~。年齢を重ねると、だんだん暑さや乾きを感じにくくなってくるそうですよ。電気代の値上げも気になる昨今ですが、エアコンにしっかり頼りつつ、きちんと熱中症対策していきたいですね。


そんな中、省エネエアコンが人気のパナソニックが熱中症対策セミナーを開催するとのことで、「暑くなる前に!」と行ってまいりました。


解説してくれたのは、TBSテレビ・ラジオの気象キャスター・増田雅昭さん。「年々、夏の暑さが尋常ではなくなってきているので注意が必要」と警鐘を鳴らします。



こちらは、東京の熱帯夜(最低気温が25℃以上)が1990年以降、かなり増えていることを表すグラフ。この数年は特に、夏はほぼ毎日熱帯夜ということがわかります。子供の頃は真夏でもエアコンなしですやすやと寝ていて記憶がありますが、今に比べるとあの頃はずいぶん過ごしやすかったのですね、懐かしい……。


しかも昨年は記録的な猛暑で、9月に入ってからも残暑が続き、熱中症での救急搬送数は調査開始以降2番目に多かったのだとか。

そして実は今年も、全国的に厳しい暑さが予想されています。地球温暖化はもちろん、春までのエルニーニョ現象の影響もあって大気全体の温度がかなり高いのだそう。

……ということは、これから熱中症には要注意です!!



ちなみに昨年のデータでは、熱中症になった人の約40%が家の中で発症したのだとか。そうなのです、屋外での仕事中や運動中よりも断然、屋内のほうが多いんです!

なかでも、トイレやお風呂、脱衣所、洗面所など、エアコンがないうえに風通しが悪く、高温多湿になりやすい空間での発症が多いのだそう。空調管理って大事なんですね~。

 




そこで、気象予報士だけでなく防災士の資格ももつ増田さんに、屋内での熱中症対策6カ条を教えていただきました。



●1カ条
体を暑さに慣れさせる

●2カ条
こまめに水分補給。汗をかいたときは塩分補給

●3カ条
しっかり睡眠をとる

 


●4カ条
室内の温度と湿度を意識する

●5カ条
風通しをよくし、がまんせずにエアコンを使用

●6カ条
夜に気温が下がらない日は、エアコンを切らずに夜じゅう使用



私たち世代にとっては、特にきちんとエアコンを使うことが大事なことなのだそう。電気代が値上がりしていてなかなかリモコンに手を伸ばせないという方も多いと思いますが、今はエアコンの省エネ性能も驚くほど進化しているそうなので、自宅のエアコンを再点検してみるのもいいかもしれませんね。

 

資料提供/パナソニック

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