【クロゼットのおへそ】服を捨てない洗濯方法を選ぶ ― 「イーオクト」代表・髙橋百合子さん

暮らしのおへそ
2024.09.18

都心から葉山の山の上に移り住みました。
クリーニング店を利用できなくなって
自分の手ですべてを洗濯する
気持ちよさをあらためて知ったんです。


昨年、都内から神奈川・葉山の山の上の一軒家に移り住んだ髙橋百合子さん。どの部屋の窓からも、遠くにキラリと光る海や、天気がよければ富士山まで見通すことができます。

L字型に広がる家の、いちばん海沿いにあるのが寝室。目覚めるとすぐ、山と空と海が目に入る……。

「ここにいると、視点が高くなる気がしますね。俯瞰して物事を見ることができる……。移住して、本当によかったと思っています」

寝室の壁一面には造りつけのクロゼットをオーダーしました。右から長さのあるワンピース、次はブラウスなどのトップスとスカートやパンツのボトム。左側にはTシャツやニットをたたんでしまう棚を。いちばん端は、あまり着ないスーツ類やバッグを。すべてが一目瞭然で使いやすそう。

いちばん変わったのが洗濯習慣でした。光の降り注ぐランドリーコーナーで、洗濯機を回したり、洗い上がった服をパンパンとたたいて干したり。

「実は、東京に住んでいた頃は、ほとんどの服をクリーニングに出していたんです。でも、今は毎日自分で洗濯する時間が楽しくて」とうれしそう。

移住する少し前のこと。クリーニングから戻ってきたジャケットの襟の汚れがまったく取れていなかったそう。

「ひとりひとりの暮らしから、快適なサステナブル社会をつくる」という企業理念とともに、環境に配慮した日用品を販売する会社「イーオクト」の代表を務める髙橋さん。

自社で扱う商品のひとつ、襟や袖の汚れを落とすドイツの「ドクターベックマン」のプレウォッシュ用の洗剤を、襟に塗って自宅で洗ってみたら、するりと汚れが落ちたのだといいます。

「『ミーレ』の洗濯機にしたら、これまた優秀で。すっかり洗濯好きになりました」と笑います。

それに加えて、髙橋さんが愛用しているのが「グローホワイト ウルトラ」と「ブラック&ファイバーリフレッシュ」です。洗濯機に中性洗剤と一緒に入れるだけで、少し黄ばんできた白シャツの「白」をよみがえらせたり、色あせてきた黒やネイビーの服の色を復活させるというもの。

「夏になる前に、去年のTシャツをすべてこのシートを入れて洗い直したら、真っ白になりました」

「昔からおしゃれになんて、全然興味なかったんです」と笑います。


シートで色あせを復活させる
「ドクターベックマン」の「ブラック&ファイバーリフレッシュ」は、シートを入れていつもどおりに洗濯するだけで色あせた黒やネイビーなどの衣類の色をよみがえらせる。


白をよみがえらせる
「グローホワイトウルトラ」は衣類のホワイトニング。白いものだけを集め、これ1包と洗剤を入れて洗濯機で通常どおり洗うだけで、くすみや黄ばみが取れて真っ白に。


色移り防止シートで洗濯を1回で終わらせる
洗濯物の色移りを防止するのが「カラー&ダートコレクター」。シートが色素を吸着。洗濯物を色分けせずに洗濯可能。水の節約にもなる。

photo:砂原 文 text:一田憲子

 

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Profile

髙橋百合子

Yuriko Takahashi

「イーオクト」代表取締役。新聞社勤務を経て、1987年会社を設立。広告制作や展示会などのプロデュースを幅広く手がける。スウェーデンのゴミの圧縮機器に感動し輸入販売を開始。今は、環境に配慮されたサステナブルな社会づくりを目指し事業を展開。
https://www.ecomfort.jp/

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