【朝ご飯のおへそ】イイホシユミコさん 朝食は「好きなもの」だけを集めた幸せなひととき
好評発売中の「暮らしのおへそ Vol.39」より抜粋してお届けします
朝食は「好きなもの」だけを集めた
幸せなひとときです。
盛りつけたときをイメージして
器を選ぶのが朝の楽しみです。
パンをのせたのは「pattern H26」、お皿の上にのせたバターとジャムの小皿は「pattern B11」、サラダを盛りつけたのは「unjour aprés midiplate250」。コーヒーとスープは「SHIONARI cup」に。
冬の朝。辺りはまだ暗いけれど、たっぷりのサラダと、温かいスープ、そしてカリッと焼いたパンを並べて、イイホシユミコさんの朝食タイムが始まります。小柄なのに意外や「朝からもりもり食べたい派」なのだとか。
「ユミコ イイホシ ポーセリン」という器のブランドを立ち上げたのは、2007年。「手づくりとプロダクトの境界にあるものを作りたい」と、自身でデザインした器を、あえて工場に発注するのがイイホシさんのスタイルです。
手のぬくもりが残りすぎないように。でも、量産でありながら温かみがあるように。そんな相反する要素を、絶妙なさじ加減で交ぜ合わせていく……。クールでいて優しい。やわらかいのにピリッと引き締まる。そんな二面性があるからこそ、どんな人が使っても、その場の空気に溶け込みます。
家庭用はもちろんのこと、プロフェッショナルからも高い支持を得て、多くのカフェやレストラン、ホテルなどでも使われています。さらに、昨年12月には、東京・表参道に新たなショップもオープンしました。
当然仕事内容は多岐にわたり、もの作りだけではなく、スタッフや工場、それぞれのクライアントとの打ち合わせなど、毎日が忙しいこと!
なので、毎日の朝食も手をかけ、丁寧に……というわけにはいきません。パンやコーヒー、ジャムなどは「ここのあれ」と決めすぎると、買い物が大変なので「打ち合わせや帰宅途中の通りすがり」に選ぶのが基本。
さらに、食材を洗ったり、切ったりは、一度に大量にまとめて準備しておきます。葉物野菜は洗ってサラダスピナーで水けを切ったあと、なんとビニール袋へポイ! 野菜はカットしてしまうと長持ちしないので、早めに食べきるようビニール袋に入れてどんどん食べているのだとか。
岐阜県にも住まい兼アトリエを持ち、二拠点生活をするイイホシさん。時には、このビニール袋ごと野菜を持って、東京から移動することも。
まとめてたっぷり準備する
朝、おなかがすいて目が覚めるというイイホシさん。たっぷりのサラダには、オイルサーディンやチーズをプラスすることも。パンは自分でサワードウ(自家培養した発酵種)で焼くか、この日のように「ブリコラージュ ブレッド&カンパニー」で購入したハード系のパンを。
葉物野菜は、ビニール袋にどっさり。
スープは、鍋にいっぱい。
用意しておけば、明日の私がラクになります。
ミックスリーフは、洗ってサラダスピナーで水けをきったあと、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存。わざわざ密閉容器に入れなくても、このままでピンとハリのある鮮度をキープできる。
刻んだ玉ねぎとベーコン、レンズ豆で作ったスープ。レンズ豆は水で戻さず使えるので便利。冬は温かいものが食べたくなるので、そのときある野菜で数日分のスープを仕込んでおく。
ミニトマト、大根、マッシュルーム、ミント、レモンなど、野菜やハーブはすぐ使える状態に切って保存。朝食だけでなく、昼食、夕食にもこれを使う。
この続きは、
発売中の『暮らしのおへそ Vol.39』を
ぜひご覧ください。
photo:有賀 傑 text:一田憲子
再入荷!
「ユミコ イイホシ ポーセリン」
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「ウヴリール」コラボ
朝ご飯セットA
2月28日(金)まで期間限定で開催中の「暮らしのおへそ オンラインストア」では、即日完売してしまったイイホシユミコさんセレクト「朝ご飯セットA(トレイ付き)」が再入荷しました。数量限定ですのでお早めに!
Profile
イイホシユミコ
器作家、デザイナー。京都の嵯峨美術大学陶芸学科卒業後より作品の発表を始め、2007年にテーブルウェアブランド「ユミコ イイホシポーセリン」を立ち上げる。大阪と東京に直営店をもつ。プロダクトシリーズや、ハンドワーク作品を国内外で発表している。https://y-iihoshi-p.com/
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。