香菜子さんが“ひょいっ”と出かける春の1泊旅に持っていくもの【前編】連載vol.58

先月の「日々にピタリなもの」では冬の旅をお届けしましたが、「暖かくなってきたし、そろそろ春の旅にも出かけたいな～」とつぶやく香菜子さん。そこで今回は、思い立ったら“ひょいっ”と出かけるお気軽1泊旅のための旅支度を取材させていただきました。

「あくまでも“ひょいっと旅”なので、いつも持ち歩いているものに着替えをプラスするくらいなんですけどね」という香菜子さん。軽やかなシャツコーデに、少し大きめのバッグが春旅の定番です。

旅バッグとしていつも頼りにしているのが、「テンベア」の大きめトート。表面がPVCコーティングされているので多少の雨もへっちゃらだし、両サイドのスナップボタンを外して広げるとかなりの量が入るから、帰りに荷物が増えても安心なのがうれしいところです。

1泊分の荷物ならこのとおり。余裕ですっぽり入ります。

それではさっそく、中身を見せていただきましょう。左上から時計回りに……

●ハンカチ
●文庫本
●メイクポーチ
●ギンガムチェックのマイバッグ
●アクセサリーケース
●着替えを入れる巾着３つ
●ショルダーバッグ
●ストール
●おぱんつ君のポーチ

というラインナップ。今日はこちらを１つずつご紹介していきますね～。

01
巾着３つ

やさしいピンク色で春旅気分が盛り上がりそうな巾着３つは「オーガニックカンパニー」のもの。オーガニックコットンのやわらかいガーゼで作られているので、さわり心地も気持ちいい～。

この巾着に、いつも着替えを入れていくという香菜子さん。大きいものにはシャツ、中くらいのものにはインナーウェア、小さいものには靴下……という具合。ちなみにこちらのブルーのシャツは、冒頭で香菜子さんが着ていた、旅の１日目に着ていくシャツの色違い。

「１泊旅なら荷物を減らすためにボトムは１枚にして、トップスだけを替えることが多いですね。同じデザインのシャツなら、ボトムとの組み合わせがちぐはぐにならないから安心だし、色が違えば一緒に行く友人に『もしや、きのうと同じ服？』と思われないかなと（笑）」

巾着は、フックやドアノブに引っ掛けられるのも便利。お風呂に入るときは、アンダーウエアが入った巾着をこんなふうに掛けておきます。

「帰りはたたんで小さくしてもいいし、お土産を仕分けするのに使っても。洗濯できるから、毎回清潔に気持ちよく使えるのもいいところです」

それにしても、ピンクを選ぶ香菜子さんって、なんだか新鮮です。

「そうですよね、私も不思議（笑）。でも最近、気がつくとピンクを手に取っていることが多くて……。ピンクは女性ホルモンの分泌を促す効果があると聞いたことがあるので、更年期に差し掛かる年齢になって、無意識に心と体がピンクを欲しているのかもしれませんね～」

ちなみに最近使い始めたピンクはというと……左から、アメリカ土産でもらった口紅、雑貨店で購入したマスキングテープ、そして、ミュージアムショップで見つけたカードケース。

「クリアなカードケースは、見た目のかわいさだけでなく、ほどよくやわらかいのが意外に扱いやすくて気に入っています。中にはおぱんつ君のカードを入れていて、目が合うたびにキュンとしています」

02
おぱんつ君のポーチ

もちろん、おぱんつ君のポーチも忘れずに。中には、爪やすり、「Kneip」のハンドクリーム、「KURASHI&Trips PUBLISHING」のリップバーム、「SOJYU」のエッセンシャルオイル、そしてミンティアを。

「ハンドクリームは、このポーチに入るミニサイズを探して買いました。爪やすりも100円ショップで見つけた短いタイプ。おぱんつ君がお腹いっぱいで苦しくならないように、小さいサイズのものを探すようになったのは、もしかしたら親心!?（笑）」

「エッセンシャルオイルは２種類持っていくことが多いですね。たとえば飛行機や新幹線に乗る前には、やさしい穏やかな香りを手首か耳の裏あたりにつけます。好きな香りに包まれるから、長時間の移動でも気持ちがザワつかずにリラックスできるんです。お守りのような感じですね。ホテルで休むときも、この香りで即ゆったりモードに。逆に、出張先で人に会う仕事のときとか街歩きをする日は、すっきりした香りで気合いを入れます。あと、今のような花粉の時期は、スーッとする香りをマスクの裏につけることも。旅先で簡単にオンオフを切り替えられるので、香りにはとても助けられていますね」

なるほど、香りを味方につけると、旅の疲れを軽減しつつ楽しさアップも期待できそうですね。さて【前編】はここまで。続きは明日の【後編】をお楽しみに～。

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