香菜子さんの仕事中の息抜き【前編】連載vol.59
いよいよ春本番! 新生活シーズンですね。香菜子さんも「気分をシャキッとさせて、仕事をスタートしたいです」と意気込んでいます。と同時に最近は「仕事がどんなに立て込んでも、頑張りすぎてヘトヘトにないように“息抜き”を大事にしています」とのこと。そこで今回の「日々にピタリなもの」では、仕事の合間に気持ちをほっこりさせてくれるアイテムたちをご紹介します~。
01
お茶&コーヒー
「アトリエでの仕事中、一番といってもいいほど重要なのは、ひと息つくときに飲むドリンク。普段はコーヒーが多いですが、今日はカモミールティーを淹れますね」と準備してくれる香菜子さん。
こちらは、最近友人からお土産でもらったという「Ti ORA」のティーバッグのカモミールティー。レモン、ハチミツ、マヌカの葉がブレンドされたリラックス感のある香りと味わいです。
「大きめのマグカップでガブガブ飲むときもあれば、カップ&ソーサ―でゆっくり飲むことも。カップを変えるだけで気分転換になるんです」
こちらは、昨年韓国に行ったときに見つけた「アルノグラス」。純度の高いクリスタルガラス製なので、厚みがあるのにカモミールティーの色がとってもキレイ!
この「アルノグラス」は、イタリアのプロダクトデザイナー・ジョエ・コロンボによって1963年に発表され生産中止になっていたものを、韓国の「FOUND OBJECT」が当時と同じ工程、技術、プレス機でリプロダクトしたものだそう。どうりでレトロ格好いいビンテージのような雰囲気!
スタッキングした姿も、なんだか愛嬌がありますね。
「仕事中は“ガソリン”が欲しくなって(笑)、お茶よりも、ついコーヒーを飲んでしまいます。ただ、カフェインの摂りすぎはよくないかなあと思って、一応自分の中では、1日2杯まで、それ以上飲むならノンカフェイン、というルールにしているんです。でもノンカフェインだと、なんとなくもの足りない感じがしちゃうんですよね」
そんなときに出会ったのが「OBSCURA COFFEE ROASTERS」のデカフェ。とても好みの味わいなので、いつでも飲めるようドリップバックを常備しているそう。
「時には気晴らしにカフェに行くこともありますが、ぼーっとしたいときに行くカフェと、仕事でアイディアに行き詰まったときに行くカフェは違うんです。いいアイディアが浮かぶカフェってなぜか決まっていて、そのひとつがブルーボトルコーヒー。新聞を読んでいるおじさんとか、近所に住んでいる外国人とか、ひとりで静かに過ごしているお客さんが多くて居心地がいいからかなあ。お店の前の掃き掃除が行き届いているので、掃き清められている感じがして自然と心が静まります。そういうお店でおいしいコーヒーを飲んでいると、『あっ!』とひらめくことが多いんです」
「あ、あと、店内に流れている音楽が心地いいかどうかも、大事な要素かもしれません。『この曲、集中できるな』とか、『ひと休みタイムに聴いたらよさそうだな』と思ったときは、音楽検索アプリ『Shazam』で確認して、アトリエに戻ってから同じ曲を聞いたりしています」
02
とぼけたオブジェ
香菜子さんのお茶&コーヒーの息抜き時間、かなり充実していますね~。そして、仕事場であるアトリエに“ほっこりアイテム”を揃えておくのも、香菜子さんなりの息抜き方法。
とぼけた表情と仕草がなんともかわいいおじさんは、貯金箱。仕事中、香菜子さんの眉間にシワが寄っていても(笑)、これが目に入ると表情がゆるみます。
最近、現金を使うことは減ってきましたが、お釣りをじゃらじゃらっともらった日は、お財布から硬貨をすべて出してこの穴の中へ。
「私は勝手に『トンチュセヨ』さんって名づけて呼んでいます(笑)。韓国語で『お金をちょうだい』という意味の言葉で、なんだか素直でかわいい言葉がこの貯金箱に似合うなと思って」
昨年の旅から、韓国づいている香菜子さんですが、実はこちらは北欧「アルテック」のもの。調べてみたら、本名は「ヴァイヴァイスッコ」でした。でもさらに調べてみると、このシリーズはフィンランド人と韓国人によるデザインデュオ「COMPANY」によるデザインということが判明! やっぱり韓国に繋がりました~。
さて、明日公開の【後編】では、香りでの息抜きについてお届けいたします!
Profile
香菜子
モデル、イラストレーターとして活躍。パンツしかはいていない謎のキャラクター「おぱんつ君」の生みの親。
Instagram「@kanako.lotaproduct」「@opantsukun_lota」
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。