【サステナブル特集】循環型ファッションを考える
今週は5日連続で「服にまつわるサステナブル」を特集しています。お気に入りの服を長~く大事に着続けることも、自分が着なくなった服をリユースやリサイクルで循環させることも、持続可能な未来への第一歩。この機会に皆さんも、長年手つかずのクロゼットを見直してみませんか?
衣類をゴミとして捨てる時代はもうおしまい
循環型ファッションで歩む未来へ
回収された衣類の行き先を考えたことはありますか? 実は、そのまま古着として活用されるのはごくわずか。ほとんどが再生原料に生まれ変わります。洋服の原料はもちろん、産業用資材の原料にも。これを知らずに、古着として出すのは忍びないと、くたびれた衣類をゴミとして処分していたという人も多いのでは。大切なのは知ること。使われ方を理解していれば、処分する際にも臆せず最適な選択ができます。
ゴミとして出された衣類の95% が焼却・埋め立てに

※環境省2022年度調査
着なくなった衣類の処分について日本での現状は、古着として販売、寄付や回収サービスなどでリユース・リサイクルに活用されているのは全体の34%。残りの66%はゴミとして廃棄されています(環境省HPより)。地球におけるこの廃棄物のリサイクル活動はまだ50〜60年ほどの歴史しかなく、今後より多くの企業が手を取り合うことでさらなるインフラ整備が実現するはず。私たちひとりひとりが身近なことから一歩を踏み出すタイミングです!
回収された衣類の主なリユース&リサイクル方法
『服を上手に手放すと、おしゃれはもっとラクになる』より
illustration:うえむらのぶこ text:小林 繭
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