【60代大人旅】シニアが夏旅を楽しむ、快適コーデのひと工夫

頑張りすぎず心地いい、60代の大人暮らし
2025.08.22

こんにちは、小暮涼子です。今年は各地で過去最高気温が更新されていますね。温暖化の影響で「暑さ寒さも彼岸まで」と言うわけにもいかない今日この頃ですが、お盆休みの混雑も落ち着き、そろそろ旅に出かけてみようという方も多いのでは? 今回は近場の温泉に2泊3日で行くなら……と想像してコーディネートを考えてみました。

【1日目】


麻のブラウスは自分で縫い、10年ほど愛用。麻素材でも透けないので1枚で着られるし、身長低めの私に合わせて短め丈で作ったのでロングスカートとも好相性です。デニムスカートは「ミナ ペルホネン」のもの。デニム素材でもフレアシルエットなので足さばきも抜群です。パリ旅行の戦利品であるバッグをアクセントに。


外歩きには柿渋泥染めの日傘、冷房対策には半袖カーデ(古着です)とスカートからリメイクしたストールを。かわいい巾着は友達からのプレゼントで、バッグインバッグにもちょうどいいサイズ。こうした小物や羽織ものは移動の多い1日目は特に重宝するセットです。

【2日目】


麻のワンピースはもう10年は着続けている「マーガレット・ハウエル」。とにかく涼しいし畳むとコンパクトに。革で編まれたメガネチェーンも、掛けたり外したりの多い旅先では便利です。旅先でのちょっとした移動には小さなポシェットが身軽で開放感を味わえます。


朝夕の散策に、かさばらないサンダルもあると便利ですよね。靴用バッグは9年前のパリ旅行でバックを買った「ジャマンピエッシュ」でおまけにいただいたもの。


こんな風にコンパクトになります。色合いも素敵で旅支度の気分も上がります。


飛蚊症があるのでサングラスも夏旅の必須アイテム。個性的な形のピアスは昨年の滋賀旅の際に「神保真珠商店」で購入。こちらのお店は拙著『60代 大人旅の愉しみと工夫』(主婦と生活社)でもご紹介しました。片方をなくしてしまったパールのピアスと左右デザイン違いで楽しんでいます。20年振りに買った腕時計はソーラー電池、これからはこちらが主流になるとか。

【3日目】


旅の最終日はV襟ときれいなレモンイエローが気に入って夏の始めに選んだ「ホームスパン」のプルオーバーを。靴下でも色をリンクしてアクセントにしてみました。スカートは1日目と同じです。じつはこちら、「パリ旅行で着たい!」と買いました(「ミナ ペルホネン」での初めてのお買い物!!)。結局、かさばるのでパリデビューは泣く泣く断念。今回のように行き帰りに着れば重くはないですが、飛行機での長時間移動にデニム素材はちょっと向かないかなぁとも思い……。


車を手放したので荷物は小さく軽く、がお約束。2泊3日なら、行きと帰りを同じボトムスにすれば身軽に旅を愉しめます。電車に長時間乗ると足元が冷えるのでロングスカートは冷房対策にも有効です。スカートのインナーを短めにすれば移動で座っている時間が長くても、冷えは防ぎつつ蒸れずに快適に過ごせるんです。
左のTシャツとコットンパンツはパジャマがわりに。これなら旅館では近くのコンビニぐらいは、ホテルではお部屋の外にも出られます。

これからは「9月も夏!」と思った方がいいそうで、残暑が厳しいのにはため息が出ますが夏物衣料は荷物が軽く済むのが助かります。そして、いよいよ秋の旅行シーズン到来には、それまでなにを着て行こうかと迷うのも楽しみのひとつですよね。皆さんも暑さに気をつけてよい旅を。

写真と文/小暮涼子

 



書籍『60代大人旅の愉しみと工夫』(主婦と生活社)では、2泊3日の国内旅、日帰り旅、お散歩旅などをご紹介しています。ふらりと気軽に行ける日本各地の旅を、小暮さんならではの視点で楽しく綴っています。こちらもぜひご覧くださいね。

小暮さんの著書
60代大人旅の愉しみと工夫
1540円(税込)


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小暮涼子

Ryoko Kogure

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