【おへそ20周年】「誰か」に頼る ― 「菓子工房ルスルス」主宰 新田あゆ子さん、まゆ子さん(後編)

暮らしのおへそ
2025.09.03

8月29日に発売した『暮らしのおへそ Vol.40』より抜粋してお届けします

←前編(あゆ子さん)はこちらから


自分ひとりで考え込まず
誰かに話してみる。
人を信頼できたとき、
心を開くことができました。

東京・浅草に店舗を構える、お菓子好きには知られたお店「菓子工房ルスルス」。お菓子を作るのが姉の新田あゆ子さん、販売やスケジュール管理などマネージメントを担当するのが妹のまゆ子さんです。

まゆ子さんは、以前はなんと議員秘書として働いていたのだとか。ちょうど事務所が解散するタイミングと、お店のオープンが重なり、手伝うように。

「私はこれがやりたい! という強い希望がないタイプなんです。主役じゃなくて、誰かを支える役が向いているかな。よく、姉妹で同じ気持ちでよくやれるねって言われるんですが、それは姉が私とイーブンな関係でいられるように心がけていてくれるから」

お菓子を販売しはじめると、雑誌で紹介されたこともあり、あっという間に人気店に。お店の数が増え、百貨店に卸したり、喫茶を始めたりと目がまわるような忙しさになりました。

もともと肌が弱かったというまゆ子さん。忙しくなりすぎた頃に、ヨガやアーユルヴェーダを始め、食生活と思考回路を整えることを始めたそう。

「頭がパンパンになって、切り替えることが下手になってしまって……」

今は、朝起きると鉄鍋で沸かした白湯を少しずつ飲んで胃腸を目覚めさせ、日々の食事はターメリックやクローブ、八角やフェンネルなど、スパイスを使った料理を心がけているそう。

「肌の調子もよくなるし、むくみが少なくなりました。体の循環がよくなっているという感じかな」

そんなふたりに「ルスルス」のクッキーがこんなにもおいしいのはどうしてですか? と聞いてみました。

「特別なことをやっているわけでなく、普通のものをちゃんとおいしく作りたいだけ。そんななかで『おいしい』と言っていただけるのは、『焼きたて』ってことかもしれません。1種類のクッキーを大量に作って、それを1か月かけて詰め合わせて消費していく、という工程はとらず、一日のなかで何種類も少量焼いて、循環を早くする。だからフレッシュってことかなあ」 

 


 

・まゆ子さんのおへそ>


スパイスで
体を整える


ふだんの夕飯に、なるべくスパイスを取り入れる。


豆腐ときゅうりをミントとみそ、フェンネル、ココナッツオイルであえて。ビーツのココナッツスープはギーでフェンネルとクミンを炒めて香りを出す。

 

鉄鍋で沸かした白湯を飲む


お湯を沸かすときには、ちょっと深さのある鉄のフライパンで。早く沸き、鉄分もとれて一石二鳥。


朝、マグカップ1杯の白湯を時間をかけてゆっくり飲むのが日課。体を温め、消化を助け、デトックス効果があるそう。

 

店主に話を
聞いてもらう


もやもやしたことがあると、近所の気心が知れた店主に話を聞いてもらう。「浅草かいわいは、店主とお客の距離が近いんです。自分とは違う方向からアドバイスをもらえますね」。この日は、カレーとワインのお店「カリル」の店主、大橋正幸さんと。

この続きは発売中の『暮らしのおへそ Vol.40』をぜひご覧ください。

photo:有賀 傑 text:一田憲子

 


 

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Profile

新田あゆ子・まゆ子

あゆ子さんは、短大を卒業後、東京・東麻布でお菓子作りの教室「菓子工房ルスルス」を開く。まゆ子さんは議員秘書として働いた後、あゆ子さんの仕事のマネージメントを手がける。教室で教えているお菓子の販売を開始。浅草に工房、教室、カフェを兼ねた店を出し、「松屋銀座」にも出店(現在、カフェは休業中)。丁寧に作られた焼き菓子が人気。
https://www.rusurusu.com/

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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