装飾や塗装を削ぎ落したヴィンテージのテーブル
~レクトホールより vol.17 ~
デイリー連載「今日のひとしな」コラム第17回の今日は、レクトホールで取り扱っているアンティークテーブルについてご紹介します。
①写真中央:アンティークデスク(フランス)
時代はいろいろですが1940年前後のものが一番多いので、厳密に言うとヴィンテージです(一般的には100年経ったものがアンティークと呼ばれます)。
古いものに抵抗がある方もいらっしゃると思います。私も清潔感に欠けていたり、時代性を強く感じるデザインは苦手です。
レクトホールでは、ほとんどの家具のペンキを剥離(はくり)して素の状態にします。塗装を落としても、元の木にはちゃんと時間が経った独特の質感は残っています。そのあと、ワックスやオイル、ツヤのない透明な塗料を使用して仕上げて行きます。取っ手をシンプルなモノに交換することもありますが、それ以外デザインを加えることはしません。
②アンティークテーブル(フランス)
汚れと装飾をできる限り削ぎ落とすため、きちんとクリーンナップ&メンテナンスをして店頭に並べます。清潔で簡素、唯一の質感である家具に生まれ変わらせたいのです。新品の素材で作ろうと思っても、この存在感は決して出せるものではありません。懐かしいという感覚よりも、時代を超えてきた家具をリスペクトしつつ、斬新、新鮮に感じられるような美しさを届けたくて、そこにレクトホールらしさがあると思っています。
③アンティークテーブル(フランス)
「時を経たぬくもり」だけを残して、あとはきれいに生まれ変わらせ、また必要としてくださるお客様の元へ。永く日々を彩る家具として、お役に立てますように。
アンティーク & ヴィンテージ テーブル
①デスク フランス ¥90,000+tax
②テーブル フランス ¥110,000+tax
③テーブル フランス ¥100,000+tax
クリーンでジェンダーにとらわれない服、装飾や汚れをそぎ落とし、シンプルで清潔感のある仕上がりを目指したアンティーク家具、個性が光る作家ものの器などを扱うショップ。デイリー連載「今日のひとしな」のコラム執筆は、オーナーの廣田佐知子さん。
東京都渋谷区恵比寿南2-15-6 greenhills GF TEL 03-3716-1202
12:00~19:00 月曜定休 http://rectohall.com
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