すきま時間で家事もおしゃれもインスタも vol.2 主婦 瀧上禎子さん
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さらに、その様子を写真に撮ってインスタグラムに
あげてみると、思ってもみないほど反響があったそう。
「幼い頃からあまり褒めてもらえなかったので、
ずっと自分に自信がありませんでした。
でも、インスタグラムで、やっと評価してもらった。
それがうれしかったんですよね」。
作家さんの器を使うだけではなく、
「イケア」で買ったトレイや、
100円ショップで見つけた保存瓶などと組み合わせて
食卓を彩ったり、収納方法を考えたり。
「すきま時間におやつを作るのも楽しみですね。
それを好きな器にのせて、おいしいコーヒーを入れて、
自分流のスタイリングをすればワクワクするし、
子供も喜んでくれて一石二鳥です」
と笑います。さらに、ちょっと出かけるときには
おしゃれも楽しんで。
「これ、『ユニクロ』のTシャツだし、
オーバーオールは6000円だったんですよ」と聞いて
驚きました。
少しロールアップして、
チャーチの靴と合わせたおしゃれテクはさすが!
「ずば抜けておしゃれというよりも、
こぎれいであればいいかな」
そう語る瀧上さんが大事にしているのは、
暮らしの中のバランス感覚です。
掃除を頑張る日があれば、今日は疲れた!
と洗濯物を放り出したまま休んだっていい。
作家ものの器と100円ショップのグッズを組み合わせても、
ファストファッションとハイブランドがミックスしてもいい。
「こっち」と正しいことを決めてしまえば、
「こっち」から外れてしまったとき、
息苦しくなってしまいます。それよりも、
ギッコンバッタンと揺れるシーソのように、
「こっち」と「あっち」のバランスをとりながら
揺れ続けているほうが、ずっとしなやかに
、穏やかな気持ちで、生きていけそう。
それが瀧上さんのおへそのバランスでした。
text:一田憲子 photo:岡田久仁子
『暮らしのおへそVol.22』より
Profile
瀧上禎子
銀行勤務を経て、セレクトショップ「ユナイテッドアローズ」に入社。結婚と同時に退社。アルバイトなどを経て、次男を出産後は家事と子育てが暮らしの中心に。好きな器を使ったテーブルコーディネートや、普段の洋服のコーディネートを投稿したインスタグラムが人気。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。