【香菜子さん連載】vol.19 夜出かけるときに仕込む、お留守番カレー【後編】
ひょんなことから、香菜子さんお手製のカレーをごちそうになることに。ドキドキワクワク。出来上がったカレーは……
「冷蔵庫に残っていたものばかりで申し訳ないですけど……」と手早くサラダを作ってくれる香菜子さん。それ、それ、その「残りものでパパッと作れる」っていうの、あこがれです。しかも残りものっていうのが、サニーレタスにアボカド、オレンジ、上からくるみをパラリ。これ、もうレストランの域です。
「召し上がれ〜」。
ひゃっほー。こういう普通の“おうちカレー”が、世の中でいちばんおいしいんですよねえ。この日は時短でできる、豚肉の薄切りを使ったバージョン。ほんとにほんと、美味でした。
ちなみに、留守番カレーは、別のメニューになることもあるんですか?
「ワンプレートを作っておくことも多いかな。たとえばグリーンサラダ、にじきの煮物、ポテトサラダを載せて冷蔵庫に。フライパンには温めるだけでOKな、中華丼のあんかけを作ってふたをしておくとか」
むーん、お母さん業はたいへんです。
そういう言っているうちに、香菜子さんもパクリ。あれ、このあとごはんの約束してるんじゃ……。「えへへ、味見です、味見」。わかります、食いしん坊にとって、カレーの匂いは魔物ですよね。
「無性にタイカレーを食べたくるときもあって、そんなときはカルディでレトルトを買いに走ります。無理に自分で作るより、断然おいしいですからね(笑)」
さらにこのあと、子どもたちのおやつ用に作っておいたというかぼちゃプリンまでごちそうに。
「冷凍かぼちゃを蒸してからフードプロセッサーにかけ、生クリーム、砂糖、卵、バニラエッセンスを混ぜただけですよ。すごく簡単なんですけど、冷凍野菜ってじつは旬のものを使っていて甘みが強くほくほくしているから、特別なことしなくてもおいしくできるんですよね」
この日は、なんだかんだとフルコースでごちそうになってしまったスタッフ。手際よく料理を作る香菜子さんを見て、おっかさんのすごさを改めて実感したのでありました。
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