モノトーンで統一したストック服から“一軍アイテム”をセレクト
~ 小松由希子さんの場合 ~
家族構成や家の間取り、クロゼットの大きさ──。
その家庭によって、衣類収納の条件はさまざま。
けれど、どんな条件だって生活スタイルや家事動線を考えた配置や使う人の行動パターンを考慮した工夫をプラスすれば誰にとっても使いやすいクロゼットになります。
先日発売になった『毎日ラクに片づくクロゼット収納』では、いろいろな試行錯誤を経て自分らしいクロゼット収納のスタイルを見つけた13人が登場します。
今日は、80㎡のワンルームマンションに暮らす小松由希子さん宅のクロゼットをのぞいてみましょう。
小松さんはご主人と2歳の息子さんの3人暮らし。80㎡の中古マンションをリノベーションして、ワンルームにしました。しかも、造りつけの収納はなるべく作らず、オープン収納を基本にしているので、衣類のクロゼットもご覧のとおり丸見え!
なんと、玄関からも見えちゃうのだそう。
洋服の数も決して少なくないのにすっきり見えるのは、モノトーンで統一されているから。
無類のモノトーン好きのご主人と結婚して暮らすうちに、小松さんご本人もシンプル派になったんですって。
でも、このクロゼットから毎日着る服を選ぶのは、ちょっぴり面倒。
そこで小松さんは、ここ1カ月ほど着まわす“一軍服”を10着ほどセレクトして、毎日身支度するサニタリーの一角に移動しました。
10着の中から選ぶなら気楽。朝の支度が時短できるようになりました。朝食後はサニタリーに移動して着がえ。アクセサリーの準備、メイクもここで完了です。
自分の身支度が終わったら、朝食の片づけをしながら、息子さんの着がえを手伝います。まだ2歳だから、自分でできることは限られるし、保育園の準備はママの仕事。
そこで、キッチンの真裏、リビング側の造りつけの棚に保育園グッズを集結しました。
「ダイソー」のプラスチックケースにアイテム別に立てて入れているから柄が見やすく、息子さんが自分で選ぶこともできて便利だそう。
常識にとらわれずに衣類収納の配置を工夫することで動線がよくなり、身支度がしやすくなった好例です。
朝の忙しい時間、余裕をもってすごせるってとても素敵。あなたのクロゼットも、見直してみませんか。
文/河森佑子(編集部) 写真/松村隆史
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