ナチュリラおしゃれさん「以前よりお金をかけるようになったもの」前編
先日発売の新刊「幸せに暮らすくふう」、みなさんお手に取ってみていただけましたでしょうか~? おかげさまで、売れ行き絶好調。そこで今週は、本の中で意外な人気を集めているコラムを一部お届けしますね。
3回目の今日は「以前よりお金をかけるようになったもの」です。年を重ねて、自分を見つめ直せる時期に来たからこそ、多少高価でも手に入れて、きちんと使いたいと思うもの。若いころとは少しずつ、お金の使い方が変わってきているようです。
「体にも地球にもやさしいもの。
選ぶ視点は、よりシンプルに」
長谷川ちえさん
いま洗濯に使っているのは、洗濯用ミネラル水「マザータッチ」。「洗い終わったあとに流す水さえ、きれいにすると聞いて。汚れもきちんと落ちるんです。入浴剤にもなるから、大きなボトルで買い、小瓶に詰め替えて使っています」。
調味料も、自然な製法で作られているもの、オイルは香りや鮮度を保つコールドプレス製法のものを選ぶようになりました。
逆に、お金をかけなくなったのはスキンケア類。化粧水や乳液をやめたところ、肌の調子がよくなりました。乾燥したら「サン ホワイト」というワセリンを、ささっと塗るくらい。
「まずは、体が資本。見えないところにこそ投資を」
香菜子さん
服やメイクで外側を飾るよりも、人を美しく見せるのは、健やかな体。そう気づいて、まずは口元の健康に目を向けた香菜子さん。「年をとっても、できるだけ自分の歯で過ごしたい。そう考えたらいまからケアしておかないと、と思い、定期的に歯科医院に通うようになりました」。念入りに歯のケアをしてもらい、ときには保険外治療を奮発することも。自宅でも、デンタルフロスや糸ようじを、こまめに使っています。
「自分の肌色になじむ
色合いのいいものを、少しだけ」
平井かずみさん
アクセサリーは“きちんとした、いいもの”を身につけたいと思うようになり、少しずつ集め始めました。40代になって気づいたのが、シルバーやプラチナより、ゴールドの色合いのほうが、いまの肌色にしっくりなじむこと。「そこで思い出したのが、若いころ母からもらったアクセサリー。引き出しの奥から取り出し、新鮮な気持ちで使っています。以前は『大ぶりで自分らしくないかも』と敬遠していたのに、不思議ですね」
text:福山雅美 photo:砂原文
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