子育ても、人生も自分らしく。小さな「選択」を投げかけて Vol.2 主婦・柴田寛子さん

暮らしのおへそ
2017.12.27

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Vol.1はこちらから

柴田さんもまた、若い頃から迷いながら、
小さな決断を繰り返してきました。
中学生の頃から、英語が好きで、「赤毛のアン」が大好き。
大学卒業後は、航空会社の国際線の
予約センターで働いていたそうです。
その一方で料理にも興味があり、
退職してレストランの厨房などで働きながら、
フードコーディネーターの学校へ通ったり、
イタリアへ留学したことも。
そんな中、ご主人と出会い結婚。
桜子ちゃんが生まれました。

 小さな子供がいても、
自分がやりたいことを手放さなかったのが、
寛子さんのすごいところ。
晴喜くんがお腹にいる時期にも、
某お菓子研究家のアシスタントに採用され、
桜子ちゃんをお母様に預けて、
デモンストレーションの手伝いをしていました。。

「泣いている晴喜をおぶった母の姿を見て、
さすがにこれは続けるのが無理だなと思って」

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 今は、料理の仕事は一休みし、
子育てに専念する毎日です。
それでもTOEICを受けるために
英語の勉強を続けているし、
好きな料理家さんの1日料理教室や
パン作りの教室に通ったり、
おいしいな思ったお菓子の原材料を
メモしておいたり…。
すぐに結果が出なくても、
今できる準備をコツコツ積み重ねていくことが楽しい!a

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「『あの人はバリバリ仕事していていいな』と
誰かと比べる自分がイヤなんです。
ささやかなことでも、
これが幸せ、楽しい!と思っていたいですね」。

 だから寛子さんは、いつ会ってもニコニコ! 
結婚も、出産も、料理家のアシスタントに応募したのも、
辞めたことも、すべて自分で決めたこと。
常に「これがベストな選択」と歩んできたのだから、
「今」がいちばんハッピーなはず!

「今日は食パン焼く?」

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 寛子さんが毎朝子供たちに、
そう問いかけるのは、
自分選んだ人生の主役になって
キラキラと輝くことを教える姿のように思えます。

 

 

photo:枦木功 text:一田憲子

『暮らしのおへそVol.23』より

Profile

柴田寛子

SHIBATA HIROKO

大学を卒業後、日本航空国際線予約センターに就職。退職後、飲食店でアルバイトをしながら、祐成陽子クッキングアートセミナーに通う。25歳の時にイタリアへ語学留学。帰国後結婚。専業主婦を経て、現在は週に5日パートタイムで働きながら、パンやお料理の教室に通っている。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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