素敵に年を重ねるためのおへそ Vol.4 主婦 坂井より子さん

暮らしのおへそ
2018.03.15

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「すべては自分のため」と考える


一歩先の自分がラクするために。
そう考えれば
前倒しの工夫が見えてくる。

夜洗濯して朝しまう

 自宅で料理教室を開いている頃、
生徒さんたちの目に触れないようにと始めた習慣。
今教室はお休み中だが続けている。
夜お風呂に入る前に洗濯して干しておき、
朝たたんですべて定位置にしまう。

 

野菜は「すぐ使える」状態でしまう

 根菜類は袋に分類して床下収納庫へ。
里いもは皮のまま茹でてから剥いて。
ほうれん草は茹でてから、小分けにして冷凍しておく。
ネギは、カットして、レタスはちぎって密閉容器に。

 

食材は「50度洗い」をする

 ①お風呂より熱いぐらいのお湯を準備。
②鶏肉などの塊肉を洗うと、
汚れや余分な脂を落として、
おいしさに差が出る。
③野菜も50度洗いにするとパリッと。

 

 

「あるもので作る」練習をする

 ①酢豚の肉がないなら、厚揚げで作ってみる。
②油揚げをそぎ切りにしてお湯を回しかけてから、
野菜と一緒に炒めて、酢、薄口醤油、
片栗粉を混ぜた合わせ調味料をまわしかけるだけ。

 

定位置を決める

①酒、醤油、みりん、油などの調味料は、
瓶に移し替えて、ガスコンロ横にスタンバイ。
②冷蔵庫の中も、買ってきてカットした野菜はここ、
余ったおかずはここ、と定位置が決まっている。

 

 

子供たちを留学させたから、
夫婦ふたりの暮らしを満喫できました。
夫のひとり暮らし時代があったから、
ひとりで料理教室を開いたりと、
充実の時間を過ごせました。
早めに子離れしたから、
また新たな気持ちで孫たちとの
暮らしを楽しめるようになりました。
「すべてよし」と受け止めたからこそ、
人生の1章、2章、3章が、
すべてプラス方向へとつながっていったよう。
「肯定する」というおへその力を、
より子さんの笑顔が教えてくれました。

 

『暮らしのおへそ』Vol.24より
text:一田憲子
photo:枦木功

 

Profile

坂井より子

SAKAI YORIKO

1946年生まれ。神奈川県葉山在住。自宅で料理教室を主宰(現在は休止中)。主婦歴40年の経験を生かし、優しい家庭料理の伝授と暮らしの知恵を交えた語りが、様々な世代の女性から人気を集める。近年、お話会を開催し、若いお母さんたちの支えとなる活動も行なっている。

 

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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