自分の人生は自分で創り出すもの Vol.4 あんざい果樹園 安斎久子さん
最終回は安斎久子さん流農家の嫁の
おへそをご紹介しましょう。
料理は大量に作る
農家の嫁の役目は
家族にご飯を食べさせること。
ご飯があれば、自然に人が集まり、心が集まる。
収穫して作る
ずっと果樹栽培だけだったのが、
2年前から畑で野菜を作り始めた。
家のすぐ脇では三つ葉など薬味を育てている。
朝食に味噌汁と漬物を欠かさない
ご飯と味噌汁、旬の野菜を漬けた漬物さえあれば満足。
この日の漬物は、聖護院大根とハヤトウリ、にんじんなど。
味噌は毎年自分で仕込んでいる。
大根は皮まで使う
大根の煮物などを作ったら、皮を別にして取っておく。
時間がある時に千切りにして、
油揚げなどと一緒に炒めてきんぴらに。
「一番好きなおかずなの」と久子さん。
煮物には、仙台麩をプラス
仙台麩は、宮城県北部から岩手県などで
食べられている油麩のこと。大根の煮物などに入れて
一緒に煮るとコクが出ておいしい。
マイベスト油揚げを決める
東湯野にある「角田豆腐店」で売っているという厚手の油揚げが大好き。
そのままトースタで焼いてから、砂糖、醤油で照り焼きにしネギをたっぷりとのせて食べる。
三五八で漬物を作る
三五八漬は、福島県の郷土料理。塩、米麹、米を3:5:8の割合で混ぜて、
漬床を作り、野菜などを漬け込む。半日ほどで出来上がり、ぬか漬けよりあっさりとした味。
Profile
安斎久子
夫の一壽さんは家業を継ぎ、果樹園を経営。久子さんは東京都内で百貨店勤務を経て、福島県のスキー場でアルバイトを。結婚後は果樹園の仕事を手伝う。昔から器好きで、43歳の時に果樹園の一角に「うつわギャラリーあんざい」をオープン。2人の息子を育て、現在は夫婦でふたり暮らし。
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