無意識に流れてくるものの存在を大切にするvol.3~クリス智子さん~

暮らしのおへそ
2018.07.04

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自分の言葉を探す

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 条件や先入観にとらわれず、自分の感覚を大切にする。それはクリスさんの仕事に対する姿勢にも通じています。

「自分が見たり、食べたりしたことを、自分の感覚をちゃんと使って自分の言葉で伝えることを大切にしています。そうしないと信頼って得られないと思うから。ゲストと話をするときも、事前に調べることももちろん大事ですが、今、目の前にいる相手を直に感じて、相手に合わせられる多様性のある自分でありたいと思っています」

 番組で毎日迎える複数のゲストのジャンルは多岐にわたり、例えば横尾忠則さんや片岡鶴太郎いった大御所の方を迎えたときなど、緊張することはないのでしょうか?

「人が巨匠と言う人であればあるほど、私ごときに振り回されるはずもなく、逆に大船に乗らせていただきます! という感じです。所詮、自分の視点なんて、たかがひとつの見方。自分とは全然違う人の話を聞くことはおもしろいし、それでこそ、明日がある気がするんです。むやみに飛び込んでくる情報を入れて不安になるよりも、近くで発信されていることに敏感でいたいという意識は強いです」

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展覧会などを観た時の感想やその日の出来事、思いついたことなどを手帳に書き留める。「色と紙の質感が好き」と「グラフィックイメージ」の手帳を愛用している。

 

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出典:『暮らしのおへそ vol.25』より

photo:枦木 功 text:和田紀子

Profile

クリス智子

Tomoko Chris

ハワイで生まれ、幼少期に京都、フィラデルフィア、横浜など、日本とアメリカの各地の文化を色濃く感じる土地で育つ。上智大学比較文化学科を卒業と同時にJ-WAVEでラジオパーソナリティとして仕事を始め、現在は「GOOD NEIGHBORS」のナビゲーターを務める。

http://christomoko.com/

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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