心が苦しい時は「目の前の1か所だけ」片づけてみる。

【特集】スーパー主婦・井田典子さんの「暮らしと心の整え方」vol.2
2018.12.12

NHK総合テレビの情報番組『あさイチ』で”スーパー主婦”として活躍し、11月に『たった1か所を「眺める」ことで始まる!  人生を変える片づけ』を発売した井田典子さん。50代後半となり「暮らしは身軽に、心は豊かに」をめざしたいと語る井田さんに心得をお聞きする4回シリーズです。

 長いこと、アイロンがけをめんどうに感じていました。いつもアイロンかごに1週間分くらい溜めていて、週末にまとめてするようにしていたのです。そうすると溜めたワイシャツに重ねジワができてしまい、ますますアイロンがけがめんどうになっていました。

 なによりもイヤだったのが、中身の溜まったアイロンかごがいつも視界に入ってくること。「今やればあとでラク」なのはわかっている。なのに、やれていない自分。チクチクとした罪悪感がしだいに心をむしばみます。それがイヤである時からやり方を変更しました。洗濯物を取り込む部屋でアイロン台をセットし、コンセントを入れてから取り込むようにしたのです。
 
 そうすると熱くなっているので、イヤでもすぐにアイロンをかけないといけなくなります。毎回1枚2枚のものにアイロンかければいいだけなので、5分もあればすんでしまう。苦痛の象徴だった「溜まっているアイロンかご」が目に入らなくなるだけで心がラクになりました。
 
 心が晴れない時。それは、あなたの心の中に「アイロンかご」があるからかもしれません。たとえばよく視界に入ってくる場所で気がかりなところ、1か所でいいから片づけてみてはいかがでしょう。自分が見ている空間が整うと「あ、自分はここにいていいんだ、ここを管理できるんだ」という自信がわきます。自分を勇気づけることができる。 片づけをするとスッキリするのは、自分を肯定できるからなのではと思うのです。

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夫婦の寝室にはワークスペースがあり、ここで読書をしたりアイロンがけをしたりしています。 同居している孫のハナが遊びに来ることも。2世帯住宅になり、1Fワンフロアだけが自分たちの生活空間になったことで気づいたことがあります。それは、リビングからお風呂やトイレ、寝室と同じフロアですべてつながっているので移動が便利ということ。部屋数も少ないので「食べて、くつろぐ」というシンプルな動作で日々、過ごせるのがこんなにラクなのかと感じています。

 

その他の井田典子さんの記事は、こちらからどうぞ。

 

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井田さんの最新著書『たった1か所を「眺める」ことで始まる! 人生を変える片づけ』。「人生×片づけ」をキーワードにライフスタイル全般にわたるヒントをちりばめた一冊。

Profile

井田典子

Noriko Ida

整理収納アドバイザー。相模友の会(婦人之友読者の会)所属。NHK総合テレビの情報番組『あさイチ』等で”片づけの達人”、”スーパー主婦”として活躍。主婦ならではの実践的な整理・収納術が好評で全国各地で講演会を行う

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