【収納アイデア】棚と引き出しの小さな工夫で、家事の面倒はぐんと軽減される
新しい暮らしを始めたり、暮らしを改めて見直したり……4月から環境が変わったという人も多いのではないでしょうか。5月に入って、少しは落ち着いてきましたか?
今週は、そんな「暮らしを見直す」シーズンにぴったりの本『ならべる、そろえる収納』を大特集! 日曜日まで毎日おひとりずつの収納アイデアをご紹介していきます。第4回は、カナヤミユキさんの「キッチン棚」です。
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ご主人と「ZUBO D.I.Y. Laboratory」というデザインユニットを主宰するカナヤさん。暮らしの中でも多くのものを手作りしていますが、収納も然り。
「面倒くさがりなので、キッチンはいかに手間を減らせるかを考えて、使いやすくなるよう少しずつ改良しています。たとえば、水切りしながらキッチンツールを収納できたら拭く手間が省けるな~と、シンクの上にフックを取りつけたり、調理中すぐ手の届く場所に調味料がならんでいたらスムーズだな~と、コンロの真横に棚を作ったり……」
暮らしの中で生まれる「こうだったら便利かも」という思いつきを、小さな工夫や簡単なDIYで実現。既存の収納に暮らしを当てはめるのではなく、自分のスタイルに合わせて収納を作る、そんなアイデアたっぷりのキッチンなのです。
ワイングラスホルダーをキッチンツール収納として活用。下がシンクなので、洗ったあと濡れたままここにかければOK。1列にきれいにならぶので、取りやすいのもいいところ。
<棚にひと工夫>
シンク上の棚には、お弁当関連のグッズを収納。通気性を考え、底部をメッシュのステンレス板に。
コンロ脇の調味料置き場は、壁の段差を利用して手前に扉をつけ、棚板を追加しただけ。いろいろな色や形の調味料も、扉を閉めれば見た目すっきり。
<引き出しにひと工夫>
上に置いたかごの中身を確認しやすいよう、木製トレイの両脇にスライドレールを取りつけ、手前に引き出せるように。
ストック食材用の引き出しは、「無印良品」のボックスで仕切る。同じサイズのトレイをのせれば、蓋にもなり、収納力も増える。
深型引き出しの手前面にゴムバンドを釘で固定。「開けるたびにバット類がガチャガチャしていたのが、これに挟むことで収まりがよくなりました」
photo:柳原久子 text:鈴木麻子
Profile
カナヤミユキ
デザインユニット「ZUBO D.I.Y. Laboratory」を主宰。D.I.Y.作品のほか服飾デザインも手がける。家族3人暮らし。http://www.zubo.jp
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。