置く場所を選ばない円形ダイニングテーブル
~halutaの北欧アイテムvol.15~
みなさん、ときめいてますか?
今日は丸いかたちのダイニングテーブルをご紹介しましょう。
ダイニングテーブルと聞いて、みなさんがイメージするのはどのかたちですか? 長方形も正方形もありますが、いずれにしろ圧倒的に多いのは四角でしょう。もはやそれは、当たり前のように刷り込まれています。
ですが、かつての日本の食卓における定番である「ちゃぶ台」と聞くと、今度は丸いかたちを思い浮かべませんか?
もともとは中国で、親しい人たちとの食を囲む場には必ず円卓が用いられていたそうです。それは「角(かど)がない」ことにより緊張をほぐし、和気あいあいとした空気が生まれやすくなるから。それは明治時代に日本にも伝わり、たたみ文化とあいまって「ちゃぶ台」という名になったと言われています。
そういう意味で、日本にも実は親しみやすいのが、円形のダイニングテーブルなのです。
halutaのオーナーも、丸いダイニングテーブルが大好きです。店内のディスプレイをするときも、ここぞという場所には、たびたび丸いテーブルを配置します。その心をたずねたところ、以下のような答えが返ってきました。
①置く場所を選ばない
部屋のサイズと、どこに配置するかによって、長方形は少しずれるとバランスが崩れ、収まりが悪くなることもあるが、円形は空間のどこに置いても収まりがいい。
②大人数にも対応できる
長方形のようにひとりの領域がきちんと決められていない分、人数が増えてもフレキシブルに対応できる。
③存在感がある
かたちとしてインパクトがあるし、椅子がどこからみてもよく見える。
とのことでした。なるほど、さすがの説得力です。
こちらの丸いダイニングテーブルは、すっきりとした1本脚が特徴です。天板の角は丸く整えられ、大きさに対して比較的薄い天板の作りゆえ、シャープな印象です。
エクステンションを伸ばすときは、1本脚が2つに分かれます。そして大きな楕円形となります。広げてもデザインが崩れず、圧迫感もないのがいいですね。
お部屋だけでなく、カフェなどの飲食店にもぴったりです。
主にデンマークから仕入れたヴィンテージの北欧家具、雑貨を扱う。「今日のひとしな」コラム執筆は、ウェブブック「haluta365」編集長・山村光春さん。
haluta kanda(ハルタ カンダ)
東京都千代田区神田須田町1-25-4 マーチエキュート神田万世橋
TEL:03-5295-0061
11:00~21:00(日祝 ~20:00)
haluta AndelLund(ハルタ アンデルンド)
長野県上田市小泉821-1
TEL:0268-71-3005
12:00~17:00(火、土、日祝のみ営業)
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