北欧家具の一番人気。三段チェスト
~halutaの北欧アイテムvol.30~
みなさん、日々コツコツ、積み重ねてますか?
今日は、ヴィンテージの三段チェストのご紹介です。
チェストとは、衣類などを整理するのに用いられる引き出し式のタンスのこと。
halutaには日々、たくさんのチェストがオンラインショップにアップされては全国各地にお嫁に行くのですが、なかでもなぜか人気があるのが4段でもなく、5段でもなく、3段なのです。
halutaのオーナーも3段が「たしかに、ちょうどいい感じですよね」といいます。その理由を聞いてみましょう。
「デンマークのおうちにお邪魔すると、いつも魅力的だなと思うのがインテリアにおける、3段チェストの使い方です。廊下や窓の下などにさりげなく置いて、上にオブジェや花などを飾ったり。また寝室のベッドサイドにちょっとあるのもよく見かけますね。時計と、めがねと、照明など“ほんと、ちょっとしたものが置いておければいいのよ”的なスペースとして活用している。要するに収納家具としてではなく、上に置くためのテーブルや棚として機能しているんです。なくてもいいけれど、あったら素敵。それが北欧らしい、いい使い方だなと思います」
これが日本でも売れているのは、もちろんそれだけでなく、実用的な機能も十全に果たしてくれるからです。
もっとも多いのは、テレビ台として使うこと。部屋にテレビがあると、どうしても電化製品特有のぴかぴかした存在感が強く、そこにいかにも典型的なテレビ台があることで、インテリア全体の邪魔をしてしまう恐れもあります。が、美しい木目のチェストの上に置けば、それを中和してくれるというよさがあります。
また、たとえばお子さんがひとりいる、3人家族の場合。みんなが集まるリビングに置いて、ひとりにひとつの引き出しと決めておけば、各人の、部屋まで取りにいくのが面倒なものや、それぞれあての郵便物などを入れておくことができます。
さらにティッシュボックスやリモコンなど、あることで、どうしても生活感が出て、雑然と見えてしまう、でも必要な「こまごまもの」を引き出しのなかにしまっておくことも。すっきりとした空間が実現できます。
またレアな使い方として「上に仏壇を置きたい」というお客さまもいらっしゃいました。引き出しにはろうろくやお線香などを入れたり……たしかに相性よさそうです。
「とにかく容量がたっぷりと欲しい!」という機能優先の方にはキャビネットをすかさずご案内しますが、三段チェストはそれよりも、もっと心の余裕を感じる、象徴のような家具。そんな気がするのです。
主にデンマークから仕入れたヴィンテージの北欧家具、雑貨を扱う。「今日のひとしな」コラム執筆は、ウェブブック「haluta365」編集長・山村光春さん。
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