靴へのご褒美、靴磨き職人のシューズケア

今日のひとしな
2020.09.26

~ 「futana」より vol.26 ~

 
9月26日土曜日。皆さまおはようございます。「futana」の土井です。
 
今月も残りあと5日。今日のひとしなを書かせていただくのも残りわずかとなり、寂しくなってまいりました。毎日が飛ぶように過ぎていく……。
 
 
今日は、「futana」のアフターケア三本柱の最後、洋服のお直し・靴のお直しに引き続き、「靴磨きの職人」をご紹介させていただきます。
 
相変わらず緊張しながらのコラムですが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。
 
 
私は普段から、時折自分で靴を磨いています。
 
靴の鼻先からかかと、とブラシを前後に滑らせながらひたすらに磨く時間が私にとって定期的に必要なのはきっと、靴のメンテナンスと同時に自分自身のメンテナンスになっているから。散歩やワークアウト、来てくださる皆さんとのおしゃべりと同意義なのだと、最近になってその大切さをますます痛感しています。
 

その靴磨き。このコラムをはじめから読んでくださっている皆さまはもうご存知かと思うのですが、私はズボラでかなり大雑把な性格なので、靴磨きもその日の気分によってムラがあります。それにどこまでいってもやはり素人。きっと靴たちも、定期的なプロのメンテナンスを求めているに違いありません。
 

そんな時にお願いするのが靴磨きの職人、寺島直希さんです。
 
 
寺島さんをはじめて知ったのはまだ寺島さんが学生の頃。「futana」は開店準備期間中のことでした。

靴磨きは当初からどうしても入れたかった要素の一つで、お店で靴磨きのイベントをしていただける職人を探していた時に教えてもらったのが寺島さんです。
 

大学卒業後、シューズケアの専門店に就職され、その年の靴磨き日本選手大会で優勝された寺島さん。
 
もちろんその肩書もすごいのですが、実際の靴磨きの腕・身のこなし・人柄を目の当たりにするとますます素敵で、そして定期的にメンテナンスをお願いしたくなるのです。
 

しっとりと落ち着いた仕上がりの革。
絶妙な分量のハイシャイン。

持ち込まれた靴それぞれに適した水分・油分・補修で仕上げられた靴は本当に生き生きしています。肌のお手入れと同じように、時折のスペシャルケアをすれば、普段のケアもその効果がグッと引き上がります。
 
 
実際に寺島さんへ靴磨きを依頼した後は、毎日のブラシだけで一か月以上も色艶が保たれました。
 
 
寺島さん自身は、ゆったりと安定感のある物腰と共に時折見える年齢相応のあどけなさ。
 
靴に関して話している時の真剣なまなざしと、やりたい事や興味のある事、趣味に関して話している時のその屈託のない笑顔は、時折「同じ人なのかしら?」と思わず笑ってしまうほどなのですが、その絶妙なバランスもまた、寺島さんの魅力の一つだと思います。
 
「futana」では、普段から寺島さんへの靴磨きをご依頼いただける他、不定期で靴磨きのイベントも開催しております。イベント時にはインスタグラムやフェイスブックでお知らせさせていただきますので、定期的にチェックしていただけますと幸いです。
 
 
普段のブラシだけシューズケアに加えて、靴に時折のご褒美を。
 
 
「今日のひとしな」もあっという間に残すところあと日間。明日は何をお伝えしよう。寂しさはもう少し後ろへ置いておいて、明日も同じ時間に同じ場所でお会い出来るのを楽しみに。
 
 
今日も眉間の合間をゆるゆるしてゆけますように。
沢山の良き香りに囲まれますように。

 
寺島直希さんのシューズケア
¥2,000~4,500+tax/一足
 
※スウェードなど起毛素材の靴もお持ちいただけます。お気軽にご相談ください。
※寺島さんは靴磨きの他、鞄や革小物全般のケアもされています。それぞれの革に適したメンテナンスをしてくださいますのでこちらも合わせてご相談ください。
 

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