小さくても抜群の収納力。しかもタフ!「MIS」のショルダーバッグ

“おしゃれの名脇役”に会いに行く!
2020.08.10

名作と呼ばれる映画には、必ずといっていいほど実力派の脇役が存在するもの。それは、おしゃれも一緒です。一見何げないのに、実は丹念にこだわって作られたアイテムたちは、主役を引き立てるための十分な腕前を持ち合わせています。この連載では、そんな“おしゃれの名脇役”にスポットライトを当て、王道のものから隠れた逸品まで、幅広くリポートしていきます。



“Make it simple”の頭文字をとった「MIS(エム アイ エス)」は、2014年にアメリカ・ロサンゼルスで誕生した小物ブランド。魅力は、極地でも使える耐久性や無駄のないシンプルさ。なぜなら、アメリカ国防省が定めた軍用基準、ミルスペックに対応したギアを作っている工場のファクトリーブランドだから。もちろん、ファブリックやファスナーにいたるまで、すべてMade in USA。編集部員が「とにかく軽くて、コンパクトなのに収容力がある!」と愛用しているバッグがこちら。


「MIS」“ショルダーバッグ パッククロス”各¥9,000
※商品の価格は2020年8月現在のもので、表示は税抜きです。


「原型となったバッグもご覧になりますか?」と差し出してくださったのは、営業本部の小松理史さん。


「MIS」“オールウェザー ショルダーバッグ S”¥9,800


ぱっと見はそっくりですが、よく見るとショルダーやポケットの位置、素材などが違います。
「“オールウェザー”はミリタリーの本気度が高いので、雑学好きなメンズに好評なんです。でも、ファッションアイテムとして女性も使いやすいよう、ユニセックスのタウン仕様としてアップデートしたのが、“パッククロス”になります」

まずは、見映えのよさとセキュリティ面を考慮して、ポケットは背面に移動。スナップボタンを付けて、荷物が落ちにくいように工夫されています。

そして、「“オールウェザー”はショルダーを外してポーチにできても、両サイドのウェビングがブラブラするだけだったので、ハーフショルダーとしても使えるようにしました」

ウェビングもシンプルにシェイプされて、服に合わせやすくなっていますね。両サイドにDカンが付いているので、キーホルダーのほか除菌グッズなどを持ち歩くのにも便利です。

ドローコード付きの開閉しやすいファスナーを開け、中を見てみましょう。内ポケットは、何が入っているかすぐわかるクリアポケットが2つと、大きめのオープンポケットがひとつ。


※バッグの中身は私物です。


薄いのに丈夫、というのがウリのパッククロスナイロンの裏側にウレタンコーティングを施すことで、より耐久性がアップ。そして、フニャっとやわらかいので、見た目以上に荷物が入るのが嬉しいところ。
「長財布が入り、275㎖くらいの小さなペットボトルなら縦入れできます。私は、オンオフ問わず使う財布やマスクケースはすべて“パッククロス”に入れて、ウィークデーはバッグインバッグとして活用中。オフは、ショルダーを付けてバッグとして使っています」
バッグを変える時の荷物の入れ替えがスムーズになって、忘れ物も少なくなりそうですね!

はっ水加工がされているから、急に雨が降った時でも安心。メンズライクでタフなショルダーバッグは、ワンピースのハズし役としても活躍してくれそうです。


photo:花田 梢 text:三宅桃子


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カメイ・プロアクト(MIS)

TEL:03-6450-1515
公式サイト:https://miscalif.jp/

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