バレンタインのプレゼントにぴったり!カリカリの軽い食感がたまらない〜原亜樹子さんの「ココアとカシューナッツのビスコッティ」のレシピ
まもなくやってくるバレンタインデー。みなさん、チョコのお菓子の準備はもうできましたか…?
菓子文化研究家として、主にアメリカのお菓子を研究している原亜樹子さん。イタリア生まれの焼き菓子・ビスコッティは、実はアメリカでもとてもポピュラーだそうで、甘いものはもちろん、塩味のものも一般的なのだそう。
そんな原さんのレシピ本『おやつ&おつまみビスコッティ』の中から、今回はとびきり簡単に作れて男性からの人気も高く、持ち運びに便利なココアビスコッティの作り方をご紹介します。
カリカリにしっかりと焼き上げたビスコッティは、常温でも1週間ほど日持ちするので、プレゼントにもぴったりのお菓子なんですよ。
ココアとカシューナッツのビスコッティ【cocoa & cashew】
ココアがたっぷり入った、ほろ苦いビスコッティ。
卵と一緒にラム酒やブランデーを大さじ1加えると、
より風味が増して、食感もパリッと焼き上がります。
カシューナッツのほか、ヘーゼルナッツも合います。
【材料(6cm長さのもの30枚分)】
A・薄力粉…90g
・ココア…20g
・重曹…小さじ1/4*
グラニュー糖…60g
卵(Mサイズ)…1個
カシューナッツ…60g
*または、ベーキングパウダーなら小さじ1/2
【下準備】
・カシューナッツはフライパンの弱火でからいりし、縦半分に割る。
・卵は室温に戻す。
・天板にオーブンシートを敷く。
・オーブンを170℃に温める。
【作り方】
1 ボウルに卵を入れ、泡立て器で溶きほぐす。
2 A(ふるい入れて)、砂糖を加えてカードで切り混ぜ、粉っぽさが残っているくらいでカシューナッツを加えて混ぜ、ひとまとめにする。
3 天板にのせ、手に水をつけて6×30cm(2cm厚さ)のなまこ形(写真下参照・生地は別のものです)にまとめ、170℃のオーブンで25分ほど焼く。
4 粗熱がとれたらナイフで1cm幅に切り、断面を上にして天板に並べ、150℃に温めたオーブンで15~20分焼く。天板ごと冷ます。
memo
・卵にバニラオイル少々、またはラム酒大さじ1を加えると、風味がよくなっておすすめ。
カシューナッツはフライパンの弱火でからいりすると、甘さと香ばしさが増す。または、160℃に温めたオーブンで10分ローストしてもいい。
【重曹】
ベーキングソーダとも呼ばれ、日本では昔からどら焼きや蒸しパンに使われている膨張剤。ビスコッティに素朴な食感と風味を与えてくれます。固まっていると色ムラや苦みの原因になるので、粉ふるいの中で粉類とざっと混ぜてからふるい入れて。
*もしも重曹がなくてベーキングパウダーで置き換える場合は、レシピの倍量(小さじ1/2)を加えてください
もっとレシピを知りたい方は、こちらをどうぞ!
『おやつ&おつまみビスコッティ』(主婦と生活社)
定価:1320円(税込)
イタリア生まれの焼き菓子・ビスコッティは、実はアメリカでもとてもポピュラーなお菓子。甘いおやつとしてはもちろん、塩味のおつまみタイプも人気なのです。イタリア本来の作り方通りオイルを使わないもの、アメリカンスタイルに多いオイルが入るもの、卵を使わないもの、小麦粉を使わないもの、一度焼きで作れるものなどなど、バラエティ豊かな生地でご紹介。ワンボウルで作れる手軽さと、コーヒーによく合う軽い食感が魅力。チョコがけやクリームがけ、トッピングやディップをつけて食べれば、おいしさはさらに広がります。業界唯一のビスコッティに特化したレシピ本です!
原 亜樹子(はら あきこ)さん
菓子文化研究家。1978年千葉県生まれ。アメリカ・イリノイ州のMacArthur高等学校へ留学・卒業後、東京外国語大学で食の文化人類学を学ぶ。卒業後、国家公務員として特許庁に入庁。入庁6年目に退職し、菓子文化研究家へ転身。ル・コルドン・ブルー(東京校)で菓子ディプロムを取得。製菓衛生師、ティーインストラクター(日本紅茶協会認定)。著書に『おやつ&おつまみビスコッティ』(主婦と生活社)、『アメリカンクッキー 歴史や文化がぎゅっと詰まった家庭菓子の56レシピ』(誠文堂新光社)、『アメリカ郷土菓子』(パルコ出版)、『朝食ビスケットとコーンブレッド』(グラフィック社)などがあるほか、翻訳も手がけている。
http://akikohara.com/index
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photo:福尾美雪 styling:池水陽子
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