「冬の残像」…おすすめ帖vol.50

『ナチュリラ』本誌でも、季節ごとのリアルクローズとそのおしゃれな着こなし方を提案してくださっている人気セレクトショップ「アナベル」。店主の伊佐さんによる「季節のおすすめ帖」連載コラムです。季節ごとのおすすめの品を月に２回、ご紹介しています。

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photo：川本浩太　text：伊佐洋平　model：伊佐奈々

 

季節の変わり目には、着る物もクロスオーバーします。今回は秋冬ものを主役にしながら春物とスタイリングしてみました。

 

 

 

「サカナ屋パンツ」と名付けられたサスペンダーパンツも、春物に見える軽そうなストールも、実は冬物です。春物は下に着た白いシャツだけ。でもパンツはコットンだし、ストールはリネンにカシミアの入っていて、春物と言われたらそう見えるほどの感触です。冬物であることなんかお構いなし。

 

 

バッグは明るいグレーを。

 

 

モノトーンだけど春の軽さを感じるのは「サカナ屋パンツ」のおかげかな？　パラフィンを含んだ素材で、少ししっかり感もありますが、真夏以外は着ていただけるような素材感ですよ。

 

 

 

春先もまだまだ寒いですから、ここでジャケットを着てみます。こちらは軽めのコットンリネンのデニムで作られた春物のジャケットです。

 

 

今度は色違い。

 

 

パーカにナップサック。実はこちらのコーディネートには春物なし。全部秋冬物です。でもパーカもコットンで厚手ではありませんし、フードとリュックのバランスがどことなく春めかしい。

 

 

歩いてどこまでも行けちゃいそう。

 

 

この上から足して着るコートも秋冬物。

 

 

 

ノーカラーの「TOKIHO（トキホ）」のコートは、フードパーカにもよく似合い、素材はしっかりとしながらもリネンと和紙。秋、冬、春と３シーズン着ていただけるコートです。

 

 

どちらのスタイリングも冬物の方が多いのですが、その中心にいるのがこのパンツです。生地がコットンパラフィンであることも軽さを感じさせますが、やっぱりこのデザイン。サカナ屋さんのエプロンからイメージしたサスペンダーパンツの見た目が軽さを演出しています。節分も過ぎて季節は変わりましたが、年間通して穿いていただきたい。冬の残像で、春をお楽しみください。

 

サカナ屋パンツ：FIRMUM ¥31900

ジャケット：AEEDONCLOUD ¥36300

シャツ：klause（クロイゼ）￥24200

ショルダーバッグ：sono  ¥17600

ストール：itoi  ¥30800

 

パーカー：CLOSELY ¥18700

コート：TOKIHO

ナップサック：sono　￥19800

 

暮らしとおしゃれの編集室YouTubeチャンネルに「アナベル」さんのお店の様子と伊佐さんがこの冬提案するショートコート＆ニットの着まわしコーデをご紹介する動画をアップしていますよ！　

「アナベル」さんの店内と“動く・話す”伊佐さん。まだお店に行かれたことのない方は必見ですよ～。ぜひこちらもご覧になってみてくださいね。

発売中の『ナチュリラ』vol.52冬号でも伊佐さんがおすすめする淡色コーディネートをご紹介しています。本誌のほうもぜひご覧になってみてくださいね！　

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