「AUTTAA(アウッタ)」の「文月」別注ルームシューズ
~「文月」「道具屋nobori」よりvol.9 ~
「中性的な感覚と品」「シックと野暮ったさのギリギリのライン」を軸とし、さまざまなライフスタイルや服装にニュートラルに寄り添う靴を作り続ける「AUTTAA(アウッタ)」。
“AUTTAA “とはフィンランド語で “助ける” という意味。「履く人それぞれで靴を完成させる、そのお手伝いをしてくれませんか?」という想いを込めて、名付けられました。
「靴を仕上げるのは履く人自身」と捉えるデザイナー新井直子さん。使い込むほどにモノが育ち、その人に馴染んでいくことで完成に近づいていく「過程」を楽しんでもらいたい。そんな想いからは、モノの先にある時間を大切にする彼女の奥ゆかしさを感じます。
「AUTTAA」の代表作とも言える‟room shoes”シリーズ。端正なフォルムのアッパーと、丸みのあるトゥのバランスが美しいデザインです。
伝統ある手仕事と機械仕事を織り交ぜ、熟練した職人の技術と現代の製法が生み出すしなやかな履き心地と耐久性。素材に使われる、イタリア・トスカーナの老舗タンナー「バタラッシー・カルロ社」が手掛けた革は、時間をかけるほどに艶が増し、深みのある経年変化を楽しめます。
「文月」では、弊店のみの特別仕様‟room shoes”の制作を依頼。オリジナルよりソールが厚めなので、室内はもちろん外履きとしても気兼ねなく履いていただけます。また、かかとには芯が入っていないので折りたたんで履くこともできます。
よりクッション性の高い中敷をセレクトしたことでフィット感が高まり、歩きやすく仕上がりました。一体感のあるレザーソールは素足で履いても気持ちが良く、しなやかな歩き心地です。
中敷のかかと部分、「AUTTAA」の「A」マークの下には「fuzuki」のロゴを入れていただきました。初めて手にしたときは、嬉しさのあまり、何度、靴箱を開けては閉めて……を繰り返したことでしょうか(笑)。直前まで細かな変更をお願いしたにもかかわらず、快く真摯に対応してくださった新井さんには感謝しかありません。
そうして出来上がった、fuzuki別注room shoes 。
room shoes ⅠPIPPO (ブラック/ダークブラウン)¥22,000
「room shoes Ⅰ」はモロッコの伝統的なバブーシュを思わせるデザイン。肉厚なレザーを使用し、一枚仕立てで作られました。革の床面にオイルをたっぷりと含ませ起毛させた、くったりとした表情のPIPPOレザー。
room shoes Ⅰ Reverse (ボーネ) ¥22,000
艶出し加工を施したReverse レザーは、自然なクラッキングとエイジングが楽しめます。
room shoes Ⅱ (パープル) ¥27,500
こちらは、上品な佇まいの「 room shoes Ⅱ 」。定番room shoesをきれいめにアレンジし、内側に贅沢な革のライニングを施すことで、より外履きしやすくなりました。美しい仕上げのレザーソールと、足に沿う綺麗なフォルムが印象的な一足。艶のあるキップレザーがカジュアルながらも上品に足元を演出してくれます。
シックにもカジュアルにも合わせやすい「AUTTAA」の room shoes。
ちょっとした買い物や、ゆったり過ごしたい休日、旅先など様々なシーンで重宝すること間違いなし。
また、7月末には一年かけて制作された新色と新作が発売されます。
ぜひ、お気に入りの一足を探してみてくださいね。
text: スジノ(文月)
「文月」
住所:東京都台東区寿3-7-1
営業時間:11:00~18:00
定休日:水曜日
https://fuzukikuramae.stores.jp/
instagram:@fuzuki.kuramae
「道具屋nobori」
住所:東京都台東区寿2-9-17
営業時間:11:00~18:00
https://fromafar.stores.jp/
instagram:@douguya_nobori
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。