ふっくらやわらかい肌触りがやみつきに！ 「フィルメランジェ」のスウェットパンツ

名作と呼ばれる映画には、必ずといっていいほど実力派の脇役が存在するもの。それは、おしゃれも一緒です。一見何げないのに、実は丹念にこだわって作られたアイテムたちは、主役を引き立てるための十分な腕前を持ち合わせています。この連載では、そんな“おしゃれの名脇役”にスポットライトを当て、王道のものから隠れた逸品まで、幅広くリポートしていきます。

2007年春に誕生して以来、綿の選定から縫製に至るまで自社開発し、日本の工場で作っている「フィルメランジェ」。どのアイテムにも、ヴィンテージに精通している創業者のマインドが宿っています。生地のほか、糸やタグなどもすべて天然素材という徹底ぶり！ “究極のカットソーブランド”として知られていますが、こだわりが強いおしゃれマニアのなかで信頼度が高いのがスウェット類。ということで、モデルチェンジを重ねながら進化し続けている人気シリーズ“ウィルズ”をご紹介します。

「フィルメランジェ」“ウィルズ”パンツ各￥25,300
※商品の価格は2021年8月現在のもので、表示は税込みです。

無駄なだぼつきがないシルエットが、大人カジュアル派にとって嬉しいところ。なぜラフすぎないのかを探ってみたところ、どうやら素材にも秘訣がありそう！
触れてまず感じるのは、適度なハリ感がありつつ、ふっくらとしたやわらかさ。

「リサイクルコットンに超長綿をブレンドすることできれいなムラ感が生まれ、上質感が漂う生地に仕上がっています」と教えてくださったのは、プレスの村田 優さん。伸縮性があるので動きやすく、快適なはき心地！ サイドの切り替えデザインが、部屋着っぽさを払拭してくれる要素にも。

裏は、冷房の効いた室内や、やがてやってくる肌寒い秋冬をぬくぬくと過ごせる起毛素材。
「つぶれにくいボアので、このやさしいふんわり感が長く楽しめるのも特長です」

そして、こまかいこだわりが息づいているのがウエストの縫製。
「ヴィンテージスウェットのディテールのひとつである2本針ステッチを採用しているので、丈夫さも折り紙つきです」

お出かけ着として、ワンマイルウェアとして、おうち時間のお供として。どんなシーンでも気持ちよく寄り添ってくれるスエットパンツ、ぜひ注目してみて。

photo：花田 梢　text：三宅桃子

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