板倉直子さんのデイリースタイル【10月編】 #秋のおしゃれは足元から
『大人になったら、着たい服』で人気の板倉直子さん(セレクトショップ「ダジャ」ディレクター)の日々のおしゃれをご紹介するマンスリー連載。【10月編】第1回は、おしゃれの要! ともいえる足元のお話です。スカートやパンツからのぞく靴下が変わるだけで、ぐっと秋の雰囲気に。大人のおしゃれは細部に宿ります。
シャツ1枚が気持ちのいい秋晴れの日に選んだのは、「スティアンコル」のボタンダウンシャツ。英国御用達のシャツ生地メーカー「トーマスメイソン」の中でも、特に上質な”ゴールドライン”のオックスフォード生地でできています。上下白のワントーンコーデを”秋仕様”にしてくれるのが、ヘリンボーンのハイソックスとキャメルのレースアップシューズです。足元が落ち着いたトーンになるだけで、夏の白コーデとは趣が変わると思うのですが、いかがでしょうか?
ヘリンボーン柄のハイソックスは「パンセレラ」のもの。「パンセレラ」のソックスは、つま先の綴じかがり仕上げを全て手作業で行うため、履いたときに継ぎ目のゴロつきがありません。やわらかく滑らかで「ダジャ」スタッフもこぞって愛用中です。笑。
同じヘリンボーン柄のソックスを、別の日はオリーブ色のミリタリースカートに合わせました。こっくりとしたブランウンスエードの靴とオリーブグリーンをいい塩梅で繋いでくれます。
見える範囲は小さいけれど、ニュアンスのある織柄で、目立ち過ぎることなく、おしゃれな雰囲気に。
この日のテーマは、ブラック&ホワイト。シャツとベルトは黒。タンクトップとパンツと靴は白のツートーンでまとめました。パンツは「スティアンコル」のメンズのベイカーパンツですが、ウエストが調節できるので女性でもOK。「アンダーソンズ」のエナメルベルトで、ほんの少し女性らしい味つけをプラスしました。
オフホワイトのパンツと「チャーチ」の白いレースアップシューズを繋ぐのは黒いソックスです。パンツの裾からチラリとのぞく小さな黒。小さいけれど、大切なポイントです。
10月に入って、日ごとに秋の気配が濃くなりました。シャツやパンツ、スカートなど、着こなしのメインアイテムだけでなく、靴下やタイツなど、足元から衣替えをするのも、季節の変わり目にはいい方法ですね。来週は、秋の初めの板倉さん流ニットの取り入れ方をご紹介します。どうぞ、お楽しみに!
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