暮らしの中の手仕事が息づく、リトアニア雑貨

今日のひとしな
2021.10.23

~ 「エイトデイズ」より vol.23 ~

リトアニアにまつわるさまざまな品々を輸入しているのは、「LTshop」を主宰する松田沙織さんです。旅行をきっかけにしてリトアニアに魅力を感じるようになり、日本のことをもっと沢山知ってもらいたくて「先ずは相手を知ることが大切」と輸入業を始めたそうです。面白い考え方ですよね。一見するとのんびりとした雰囲気の方ですが、大胆な行動力と好奇心で素敵なモノを見つけてきてくれます。

こちらは陶芸家ヴィガンタス・ヴァサイティスさんによる土笛です。素朴な動物の置物が大好きな私の心を鷲掴み、、です。

リトアニアでは16世紀頃から土笛が玩具として作られていたと記録にあります。フクロウは轆轤(ろくろ)、鳥笛は手びねりによる手仕事です。轆轤は足で蹴って回す蹴り轆轤で成形し、動物の角を使った道具で点描を施しています。

そして人気のパンかごと、大きな洗濯ばさみ!です。洗濯ばさみは大きすぎるので、洗濯等にはもちろん使えません。何に使うかはあなた次第。リトアニアの国の樹である楢(ナラ)材によるものです。


原木をくりぬいて作られた巣箱風貯金箱。ユーモラスな形が人気ですが、現在は残念ながら欠品中です。日本の楢の木とは表皮の感じなどに少し違いがあるようです。再入荷が待ち遠しいです。

そしてリネンの洋服「muku」の代理店もされています。


リトアニアでは、戦前の日本にもきっとあったであろう人間関係が今もなお守られています。そして生活の営みにあった手仕事が本来のかたちで残っているところ、自然と近い暮らしや時間の流れがあること等が、都会育ちの松田さんには新鮮に感じられたそうです。彼女の扱う商品には、そういったことも含めた「リトアニアの空気」が感じられると思います。その国独特の文化的な背景や風習を知るということは、モノを売る仕事においては一見無意味なことのようにも思えますが、実際は大切なことです。松田さんのこれからの仕事にも、是非注目してほしいと思います。

 

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EIGHTDAYS/エイトデイズ(長野)

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TEL:026-248-3055
営業時間:11:00~18:00
定休日:木曜(祝日は営業)
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