定番で着ているリトアニアリネンのカシュクールワンピース

本日から5日間、「おしゃれさんコーディネート」を担当させていただく、「うすけはれ」の上杉道代です。昨年は「今日のひとしな」の連載で、お店に置いているアイテムをご紹介させていただきましたが、今回は、普段の着こなしについてお話させていただこうと思います。

コーディネートのご紹介を5日間担当させていただけると聞き、最初は嬉しい！ どんなアイテムを紹介しようかしらと心踊りましたが、よくよく考えてみると5日間も紹介できるかな、、と不安が湧き上がってきました。

というのも、ショップスタッフとしては珍しいと思うのですが、私は持っている服がとても少ないのです。でもせっかくなので、私が手持ちの少ない服でいかに日々を乗り切っているかをこの5日間でご紹介しようと思います。まず、なぜ手持ちの服が少ないのかというところからお話しますね。

20代の頃は1シーズンに何着も服を買っていたのですが、30代も後半にさしかかり、はたしてこんなにも服が必要だろうか、衣替えから次の衣替えまで一度も袖を通さない服を持っている意味とは、、と考えるようになりました。そこで思い切って、自分が毎日でも着たい、ときめく服だけをクローゼットに残し、その服たちで毎日を過ごすようにしました。

すると、毎日服を選ぶ時間も短くなり、すべてがときめく服なので今日のコーディネートはいまいちだった、、と出かけ先で鏡を見て落ち込むこともなくなりました。

そしてずっと大切にできるアイテムというのはそんなに多くないんだなということにも気がつきました。そんなことがあってから、果たして世の中にこんなにも服や物が必要なのか、と店のあり方も考え直すようになりました。現在「うすけはれ」に並ぶ服は、すべて私自身や夫が普段から愛用しているもので、嘘偽りなくこの服はおすすめですと、大切なお客様におすすめできるアイテムばかりです。

前置きが長くなってしまいましたが、今回はそんな「うすけはれ」で取り扱っている服の中から、リトアニアで作られた上質なリネンの衣服の着こなしを5日間に渡ってご紹介します。テーマは「大切にできるものだけを、ずっと大切に着続ける」です。

このリトアニアリネンのカシュクールワンピースは、毎年形を変えることなく作り続けているもの。この服を初めて纏ったとき、服がこれほどまで心に作用するのかと驚きました。纏う服で自然と背筋が伸び、仕草まで美しくなるから、身につけるものがいかに大切か気づきます。

このワンピースは、私の定番中の定番。春や、秋の深まる前までは1枚で、肌寒くなってきたらインナーにタートルネックを合わせて着ています。定番色の白、黒、ナチュラルは、シーンに合わせてどの組み合わせも飽きることなくずっと着回すことができます。

同じリトアニアリネンの羽織りと合わせても素敵です。

冬はこのスタイルに、ストールをぐるぐる巻きにして出かけています。

この服を「うすけはれ」に届けてくださった妙香さんと。二人とも同じワンピースと羽織りを着ていますが、色や着こなし方の違いで、随分印象が違って見えると思います。

明日は同じワンピースの変形の着こなしをご紹介しますね。リボンの結び方を変えると、こんな羽織りにもなるんですよ。きっと楽しんでいただけると思います。どうぞご覧くださいませ。今日ご紹介した服はオンラインショップにも掲載しております。よろしければご覧くださいね。

カシュクールワンピース（長袖）
SHELL BAG Sサイズ

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