今の時代にもしっくりくる日本のヴィンテージカップ&ソーサー

今日のひとしな
2022.01.09

~「POTLATCH」より vol.8 ~


当店で取り扱うヴィンテージ食器の中でも多くの割合を占めるのが1970年代頃に製造販売されていた日本製の食器です。
その中でもカップ&ソーサーは佇まいが美しく、1客ずつ集める楽しさもあるため、人気のアイテムです。


3客とも全て違うメーカーの物ですが、どれも雰囲気があり、50年経った今も褪せない魅力があると思いませんか?


アンバー(琥珀)色のガラスが美しいこちらは、創業1819年の石塚硝子の食器ブランド「アデリア」のカップ&ソーサーです。
この特徴あるガラスの色、実はビール瓶の着色技術を用いて作られています。今までなかったアンバー色の食器は1970年発売当時、大変話題になり、喫茶店など業務用食器としても広く普及しました。百貨店では贈答品としても多く販売され、実家に当時の箱のまま残っているという方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれませんね。
1978年に販売終了されましたが、デザイン的に普遍性を持った日本のプロダクトを復刻するプロジェクト「60VISION」により復活し、現在は「アデリア60」シリーズの一つとして復刻販売されています。

こちらは創業1927年の陶磁器メーカー、昭和製陶のカップ&ソーサーです。


一つ一つ職人さんの手により化粧土を彫刻された雰囲気のあるリムのレリーフに温かみを感じます。1967年にはグッドデザイン賞を受賞し、50年以上経った今も変わらず製造販売されているロングセラー商品です。



八角形のカップが目をひくこちらのカップ&ソーサーは、創業1904年のノリタケのものです。小皿としても使えそうな十角形のソーサーも素敵ですね。マットな質感のオリーブ色とカップの内側には艶のあるブラウンの釉薬が用いられ、色の対比が美しい70年代の名品です。


昔は洋食器は6客セットで購入する事が一般的でしたが、生活様式も変わってきた現代ではそんなに数を揃える必要もなく、収納場所の確保も難しいため、カップ&ソーサーを購入する時は2〜3客という方も多いようです。
1客ずつ購入できれば、おうちのカップボードに色々なデザインのものを並べておくことが出来て、愛でる楽しみ、選ぶ楽しみの両方を味わうことが出来ます。

というわけで、当店ではどれも1客ずつ販売しています。
今回ご紹介したメーカー以外にもヴィンテージ食器は随時オンラインショップにも掲載中です。どうぞご覧になってくださいね。

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(1点ものの場合、タイミングによっては売り切れの場合もございます。ご了承ください。)

 

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POTLATCH(ポトラッチ)

大阪府箕面市外院3-1-19
TEL:072-741-6656
営業時間:11:00~17:00
定休日:火曜、水曜
http://potlatch-minoh.com
Instagram:@potlatch_minoh

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