端正で美しい収納箱、竹編み行李

～「POTLATCH」より vol.11 ～

艶のある竹素材で編まれた行李（こうり）。通気性もよく、昔は衣類の収納用としてよく使われていました。もしかしたらおばあちゃんの家や古い蔵などで見かけたことがある方もいるのでは？
買い付けの際、何十年も前からずっと大切に使われてきた行李には、着物や季節ものの衣類が収納されており、衣類の下には古い新聞が丁寧に敷かれていることがよくあります。そんな時私がいつも確認する事は、その新聞の日付です。（テレビ欄と４コマ漫画もチェックしていますが…。）その行李がいったいいつから使われてきたのかを知ると、この先も長く大切に使ってもらうためにも、販売前の水洗いなどの手入れにも気合いが入ります。

美しいこの編み模様は、「あじろ編み」と呼ばれる伝統的な技法です。しなやかで丈夫なこの編み方は通気性も良く、衣服の収納にはぴったりです。

さまざまな大きさの行李がありますが、大きいものは幅70cmほどのものから、小さなものは書類入れ用の可愛いサイズのものまであります。小ぶりな行李は年々出会う機会も少なくなり、貴重な品となってきているようです。

蓋と入れ子になるように作られているので、蓋をすると本体がすっぽりと蓋の中に収まります。すっきりとした見た目でインテリアとしてもとても素敵なので、見せる収納かごとして使う方も多いですよ。

現在では作り手も少なく、素材も手に入りにくいことから新しい行李は大変高価なものとなってきました。
古い行李で状態の良いものに出会えた時はオンラインショップにも掲載していますので、どうぞご覧になってくださいね。

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（行李はどれも1点もののため、タイミングによっては売り切れの場合もございます。ご了承ください。）

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