‟二本め”を求めに来る人続出！ 「TUKI」の定番デニム‟type3”

～「bollard」より vol.27 ～

７月と言えば夏の盛りですが、アパレル的には秋物の第一弾が入る時期でもあります。「bollard」に毎年一番乗りで入ってくるのは、「TUKI（ツキ）」の定番デニム‟type３”。

ヒップを包み込む立体的なシルエットと、ポイントになる大きなバックポケット。そして、ひと目でそれとわかる、フロントのボタンのデザインが特徴です。

シンプルなトップスにを合わせるだけで、たちまち独特な雰囲気のあるスタイルに。あえてトップスに気合いを入れない、ボトムス主体のコーディネイトは、力のあるボトムスだからこそできる、着こなしの遊びだと思います。

「TUKI」は、岡山を拠点に活動する原田さんと則武さんという男女２名によるメーカーです。「TUKI」のことを紹介しようと思うと、話したいことがありすぎて迷ってしまうのですが、今日は軽めのものを一つだけ。

それは、「一本履くと、必ず皆さん二本目を求めにやってくる」という私的ジンクスです（笑）。

「TUKI」のボトムスは、デザインごとに、それぞれ全く異なる楽しみ方を教えてくれます。だから違うデザインも体験してみたくなるのです。その楽しみの部分を、おふたりは「ムード」と表現されているのが印象的でした。ムード、改めて口にすると良い言葉ですね。ムードをつくる、ムードを切り替える、ムードこそ装いの楽しみなのかもしれません。

お店に置いていると、「名前は知っているけどメンズだとおもってました」とよく言われる「TUKI」。

実際メンズでの取り扱いが多いようですが、実は女性も履けるサイズも展開しています。というか、そもそもジェンダーの概念自体がありません。大切なのは、似合うかどうか、着たいかどうか。そんなおふたりの姿勢に、強く共感します。

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