香菜子さんの真夏にうれしい、ひんやりメニュー【後編】連載vol.42

香菜子さんの、日々にピタリなもの
2022.07.26


香菜子さんに、暑い時期におすすめのキリッと冷やしたおいしい一皿をご紹介いただいている今回の「日々にピタリなもの」。【前編】では朝ごはんを教えていただきましたが、【後編】では、ランチ&おやつのメニューをお届けしたいと思います!


03
夏野菜の揚げ浸しで
昼ごはん



「では、お昼ごはんを作りますね。これは前日に作っておいたものなのですが……」と香菜子さんが冷蔵庫から取り出したのは、琺瑯バットにキレイにおさまった緑黄色野菜の揚げびたし! 美しすぎます!



器に丁寧に盛りつける香菜子さん。まるで小料理屋の女将みたいですね~なんて言っていたら、「おいしいものをちょこっと出して、おいしいお酒をさくっと飲んでもらえるような小料理屋、やりたいです~」ですって! 大繁盛しちゃいそうですね。



盛りつけられた姿も美しや。ガラスの器は、なんと香菜子さん作! なんでもできちゃいます、この人(笑)。
「夏野菜は、見た目もカラフルで食欲がわくし、旬ならではの栄養豊富さと味わい深さで、ウキウキ食べられるのがいいですよね。これは油で揚げて、自家製のめんつゆに浸けて作りました」




揚げびたしに添えるのは、ひやむぎ。たっぷりのお湯でゆでて、流水でキリッと冷やし、ザルに盛ります。



揚げ浸しでも使った、自家製のめんつゆ。これをだし汁と混ぜて……



氷を入れて冷やします。薄切りにした長ねぎも、水にさらしてシャキッと。「すべてがキンキンに冷えているかどうかで、おいしさも変わってくると思うので」と、ぬかりありません。香菜子さんの手際と丁寧さを見て、こういうところで手を抜かないことがおいしさにつながるんだよなーと、わが身を振り返り反省するスタッフなのでした。



夏野菜の揚げ浸しとひやむぎ、そして、こちらも前日に作っておいたという常備菜・ポテトサラダを添えて、いただきまーす。



「うふふ、ザ・夏の昼ごはんという感じですね。ひんやり冷たくておいしい。頭も体も冴える感じがします」


04
寒天おやつ



さて、最後にご紹介するのは、びっくりするほど簡単に作れるのに、思わず「むふふ」と唸ってしまうおやつ、寒天のメープルシロップがけです。



「棒寒天をふやかして自分で作ることもありますが、最近は近くのスーパーでお豆腐のようなパッケージで生寒天が売られているので、それを使うことが多いですね。本当に切るだけなので、1分でできちゃいます。カロリーも低いので、寝る前なのに小腹が空いた~なんてときにもぴったりですよ(笑)」



カットした寒天を器に盛って、メープルシロップをかければ完成~。



「メープルシロップは濃さのレベルがいろいろあって、これはカルディで見つけたベリーダークという種類。色も味わいもとても濃く、黒糖のようなコクがあるので、黒蜜をかけたみたいな味わいになるんです。きな粉餅なんかにかけてもおいしそうですね。質感はハチミツよりもサラッとしていてキレもいいので使いやすいし、ノドにはりつく感じがないのが気に入って、料理にも便利に使っています」

恐るべしメープルシロップ、寒天だけでなくいろいろなひんやりスイーツに活躍してくれそうですね!


さて、今回4つのひんやりメニューをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか? 暑い中、キッチンに立つのが億劫になる日もあると思いますが、香菜子さんのように、キーンと冷えたおいしい一皿をサササーッと作って、おいしい夏を楽しんでみませんか~。

 

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Profile

香菜子

Kanako

モデル、イラストレーターとして活躍する傍ら、ホテル備品をイメージしたプロダクトブランド「ホテルヴィルヘルムス」を主宰。パンツしかはいていない謎のキャラクター「おぱんつ君」の生みの親。
InstagramInstagram「@kanako.lotaproduct」「@opantsukun_lota

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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