掬ったときにこぼれにくいのは、‟ハマグリ型”のお玉だから
~「LADER」より vol.12 ~
お玉は身近にあって選び方がわからないもののひとつでした。
「液体を掬う」というシンプルな用途だけに掬えるなら何だっていいような気がしますしね。ひとつ気になっていたのは、実家で使っていたお玉は、柄の付け根がゆるんでグラグラでチャカチャ音もしてて、持ち手の樹脂は劣化して一部が割れていました。まだ使えるから実家では大事に使っていたけど、できるならそういう風にならないものを選んで、より長く使いたかった。そうなると、選択肢は自然と一体成型のものになりました。
一体成型のお玉自体は珍しくないんですけど、おもしろいもので業務用のお玉はつぼ(掬う部分)と柄の部分がリベットで止めてあるものが多くて、業務用だからと言って必ずしも耐久性が高い造りになっているんじゃないんだということを学びました。
いろんなお玉を使ってみて気付いたのは、お玉の先は浅めになってて、柄の方に向かって深くなっているものが掬いやすくてこぼれにくいことです。柄もまっすぐより少しカーブしてる方が手の動き的に楽に掬えますよ。
ただ、最近料理動画をよく観るようになって、業務用の半円型のお玉は盛り付けの時に役立つことがわかりました。僕自身からはデメリットに見えていたことも、違う側面から見たらメリットだったわけです。長所≒短所は人も道具も同じなんですねぇ。
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