これからコーヒーを始める人にもちょうどいい　ドリップポット430ml

～「LADER」より vol.23  ～

お店に立っているとお客さんに「これからコーヒーを始めようと思うんですけど何から揃えればいいですか？」と聞かれることがあるんですけど、やっぱりドリップポットからだと思います。

ドリッパーやサーバーに比べて比較的高価なこともあって「一旦やかんで淹れてみます」と始める方もいますが、それで思うように淹れることは至難の技。お湯を細く、少しずつ注ぐことがコーヒーをおいしく淹れる上でとても重要だからです。

上達することは楽しみですけど、スタートでつまずいちゃうと楽しいと思えなくてやめてしまうこともあるので、何はともあれドリップポットです。ドリッパーも必須だけど、ひとまず買ってみて、もっと味を求める段階になってから自分の理想の味に合う形を探し直すのでいいと思います。

ドリップポットは普段一人分しか淹れなくても、おいしく淹れられるようになれば誰かに飲んでみてほしくなるのが人ってもの。その分も含めて２杯分は淹れられた方が後々楽しい気がします。

それに１杯用のものはマグカップでたっぷり飲みたい派の人にはちょっと足りない容量のものもあるので、それを思ってもこれくらいのサイズだと安心。

直火にかけられるものを希望されることが多いんですけど、沸騰したてのお湯の温度はコーヒーの抽出温度には高すぎるので、少し待つなりして冷ます必要があります。それにポットもチリチリに熱くなってるので布巾やミトンで持たないといけない。お湯を注ぐ細さを調節するならやっぱり素手の方がしやすいし、沸かしたお湯をドリップポットに移すと温度が下がってすぐにドリップできるから、それを踏まえると直火にかけない方がかえって面倒じゃないのかもしれませんよ。

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