コーヒーを淹れる楽しみ 「南景製陶園」のコーヒー器具
~「伝所鳩」より vol.11 ~
コーヒーが好きな方なら、自宅で珈琲豆を挽いてドリップするのが日課という方も多いことだと思います。
コーヒーを淹れる時間がもっと特別なものになれば、「よしやるぞ」と気持ちの切り替えやリフレッシュにもつながるはず。そんな大切な時間にちょっと特別なコーヒー器具を使ってみませんか。
三重県四日市市の「南景製陶園」は、萬古焼の窯元で長年急須などの茶器を中心に作られてきました。その窯元が作る‟コーヒー器具”は、土の風合いを生かしたサーバーとドリッパー。
釉薬をかけず、土本来の色を活かして焼かれたコーヒー器具は、どこか優しさやなんとも言えない凛とした佇まいがあり、独特な雰囲気です。
キッチンに置いていても花器のような骨董品のようで、主張しすぎず馴染んでくれます。
コーヒーサーバーは、1〜2人分のコーヒーを淹れるのに最適なサイズです。
高さがあり中が包まれるような形は、ドリップしたお湯が最初に落ちてくるとき、心地よく響かせてきかせてくれる形状。例えるならば、お庭のししおどしのような上品な音で、毎日のドリップが楽しみになります。
ドリッパーは、円すい型のペーパーフィルターに合わせた形状。内側の表面も平坦な形状になっていることで、比較的ゆっくりとドリップされるようになっています。慌てずゆっくりとドリップする時間を楽しんでみてください。また、円柱マグカップは、7分目で150mlほどのサイズなので、毎日使うにはちょうどよい大きさです。
サーバー、ドリッパー、真鍮台、マグカップは、それぞれ個別でお使いいただけるので、サーバーだけやドリッパーセットだけご購入され、既にお持ちのコーヒー器具と組み合わせて使われているようです。
便利かと言われたらそうではないかもしれません。ですが、茶器を作り続けてきた窯元だからこそできる、コーヒーを淹れる所作が楽しめるひとしなです。
住所:兵庫県豊岡市日高町祢布967
営業時間:11:00~17:00
定休日:月曜・火曜・水曜
お問い合わせ:https://denshobato.tokyo/contact
HP:https://denshobato.tokyo/
instagram:@denshobatotoyooka
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