【DAY_6】新刊『明日、ちょっといい私に出会えたら』撮影舞台裏 ～夏～

島根の人気セレクトショップ「Daja（ダジャ）」ディレクター・板倉直子さんの新刊『明日、ちょっといい私に出会えたら』の7日間特集。今回特別に、本に載せたかったけれどページの都合上断念した写真や、撮影中の様子などを、板倉さんがご紹介してくださいます。「冬」「春」編に続き、今日は「夏」編をお楽しみください～。

「夏」

「夏」のページの写真は早朝の緑の中で撮りたいと思い、自然の美しいお隣県、鳥取の大山(だいせん)へ。

この日は初夏なのに涼しく、モヤがかかったような幻想的な風景と出会うことができました。湖のほとりを散策すると、鳥の声や魚の跳ねる音がして何とも言えない心地よさ。

湖を一周したあと、腰をかけるのにちょうど良さそうな切り株を見つけたので、しばし休憩タイム。緑の中にいると自然と呼吸も深くなり、心身が整うような気がします。

午後は、湧き水で有名な奥大山へと移動。近くの滝から溢れるマイナスイオンに包まれたこの場所は、夏とは思えないほどひんやりと涼しく、清々しい空気に満ちていました。

苔むした貯水槽はまるで鏡のように澄んでいて、綺麗な湧き水をたっぷりと湛えています。この場所で撮影した写真は本には掲載しませんでしたが、とても気に入っている一枚です。

明日はいよいよ最終回。撮影の舞台裏「秋」編をお届けします。どうぞお楽しみに！

『明日、ちょっといい私に出会えたら』より
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photo：伊東昌信

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