繊細さと力強さ どちらも兼ね備えた ツンドラシリーズ

～「free design」より vol.04 ～

初めて見たときの衝撃は今でも忘れられません。

仕事柄、いろいろな食器やグラスを目にしますが、この「ツンドラ／Tundra」ほど一言では言い表せないデザインってなかなか出会うことがない。
繊細なのに力強い、大人っぽいけど遊び心に溢れている……。
どう説明したらいいのかわからないくらいたくさんの要素が詰まっています。

名前の通り、フィンランド最北の地ラップランドを含む「ツンドラ地帯」からインスピレーションを受けたデザインは、ぱっと見ただけでは何が描かれているかわかりません。
でもよくよく見ると、ラップランドを覆う苔や低木、スゲや地衣類をモチーフにした12種類の模様がポツポツと規則正しく並んでいます。

このポツポツ模様が中に飲み物や食べ物を入れたときに、普通のクリアグラスには出すことのできないちょっとした特別感を演出してくれます。
また、グラスに光が差し込んだ時の影の演出にも魅了されます。
テーブルに映る陰影が本当にきれいで、飲み終わった後の影まで意図的にデザインされているのかと思うとため息がでます。

ラインナップは「タンブラー 160ml」「タンブラー 290ml」「ボウル 250ml」「プレート 15.4cm」の４種類。
その中でも、「タンブラー 160ml」は、ヨーグルトを入れるのにぴったりなサイズなので、我が家の食卓によく登場します。ツンドラとヨーグルトと苺ジャムの組み合わせは、子どもたちにも大好評です。このタンブラーを使ってからは、ヨーグルトを市販の容器のままテーブルに出すことがなくなりました。

だって、こっちの方が格段に美味しそうに見えるんです。　　　
トレーに乗っている姿も可愛らしくて、忙しい朝、朝食を用意する時間に癒しを与えてもらってます。

中性的な魅力で使う人を選ばない「ツンドラ」。食べるときはもちろん、盛り付けるときから楽しい気持ちになります。
つくる人のテンションを上げてくれる器ってとっても素敵ですよね。

■ツンドラ／Tundra（イッタラ／iittala）

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