素敵な器を使った朝ごはんコラム、4月担当は「Dragée」の米藏さん

こんにちは。大阪府寝屋川市で「Dragée」と言うお店を姉妹で営んでおります米藏と申します。
4月の朝ごはんコラムを担当させて頂く事になりました。どうぞ宜しくお願い致します。

お店は京阪・香里園駅から徒歩７分ほどの所に下町感たっぷりの商店街を抜けてすぐの場所にあります。

元々は母の実家が海苔の加工業をしている事もあり、16年程前に海苔屋としてOPEN致しました。
13年程前にさかのぼるのですが、姉が結婚する事となり「気に入る器がない！！」と食器棚空っぽでお嫁入り（姉らしい……）。
姉が気に入る器を求めて初めて信楽の作家市へ出向きました。今までにない程 「素敵～！！」と心に響いたのを覚えております。
そこからどっぷり器にはまり、少しずつ作家様の作品をお取り扱いさせて頂いております。
作家ものの器と傍らに海苔……ちょっと変わったお店です(笑)

「Dragée」は、フランス語で幸福の種と言う意味があります。
お客様に幸せを運べるように♪ と願いを込めて姉妹で名付けました。
今まで自分達が足を運び心に響いたもの、自分達だけのこだわりの中で選んだもの、何年経っても色褪せない、どの作品にも思い入れがあり、ずっと大切に愛用している作家様の作品が並んでおります。
私たち姉妹の歩みとも言えます。

お気に入りの器があるだけでお料理のモチベーションも上がりますし、洗い桶に溜まった食器を見て『かわいい！！』と後片付けも楽しくなる、当たり前に過ぎていく時の中で小さな幸せを日々感じております。
お客様にも日々の暮らしの中で自分だけの小さな喜びや幸せを感じて頂けたらと思っております。

2021年7月から年に数回ですが展示を開催しております。コロナ禍になり、なかなかお店に足を運んで頂く事が難しい時期もあり、ここ数年でオンラインの普及により今まで手に入りにくかった作品や遠方でご来店頂けないお客様にもお届けする事ができ喜んで頂けてとても嬉しい反面、店舗の在り方を考える数年でもありました。
一つ一つ手触りや表情、重さも様々で同じものが無いからこそ、実際に作品を見て、触れて、感じて頂く事の大切さ、ただ並べるのではなく「Dragée」だけの空間を楽しんで頂きたい…色々と思う事が沢山ありました。

コロナ禍で始った展示会、器との対話を心掛けた空間づくりに力を注ぎました。
姉がフラワーアレンジメントを長年習っている事もあり季節のお花にはとても敏感で、季節ごとのお花を生けて四季を感じて頂いたり、器の雰囲気に合わせてリースを作ったり、ドライフラワーや枝などを使って表現したり、些細な自分達だけのこだわりだけど、いつか「Dragée」だけの個性や空気感とそれぞれの作家様の空気感が混ざり合って一つの豊かな空間になるように思いを込めて展示をしております。

●2023年6月には古谷製陶所/古谷浩一 個展 を開催致します。
古谷さんは、一番初めにお取り扱いさせて頂いた作家様で、「Dragée」にとっての『始まりの器』です。
この個展では、新しい釉薬の青灰やきなり、人気のりんご鉢や洋なし鉢、定番の器などが並びます。
是非お近くへお越しの際はお立ち寄りくださいませ。

●最新の入荷情報や展示情報はInstagramでお知らせしておりますので、ご覧頂けましたら幸いです。
Instagram　＠dragee7633

次回からは、忙しい平日の朝と休日に良く登場する我が家の器と朝ごはんを１ヵ月に渡ってご紹介させて頂きたいと思います。
先にお伝えしておきます、料理は普通です(笑)。毎日器の力を感じております。
どうぞ宜しくお願い致します。

→「Dragée」の記事はこちらから
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