北欧ヴィンテージ家具が溶け込むぬくもりを感じるリノベ住宅【埼玉県】
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
北欧の古い家具が好きで、古道具店めぐりをするのが夫婦の趣味だという菅原さん夫婦。マイホームは古家具が似合うよう、新築ではなく、中古住宅を選びました。梁や天井板など、昭和の味わいを生かしつつ、リノベーションを計画しました。
この記事は『リノベーションでつくる カッコよくて心地いい家』より抜粋しています。
その他のリノベーション施工実例はこちらより。
【リノベーションDATA】
築年数/33年
間取り/4LDK→4LDK
延べ床面積/97㎡(1階56.6㎡ 2階404㎡)
物件購入価格/1250万円
リノベーション費用/860万円
リノベーション面積/50㎡
施工/HandiHouse projectサウノル製作所
リビングの構造梁や廊下に張られた合板の天井板を生かしてコストダウン
リビングはナラ材を使用したパーケットフロアに
昭和ならではの和洋折衷の内装にひと目ぼれ
夫婦ともに北欧の家具が好きで、二人で古道具店めぐりをするのが趣味の私たち。家は欲しいけど新築には手が出ないし、好きな家具が似合うのはむしろ古い家だよね、リノベーションを選びました。この家は、昭和ならではの和洋折衷の内装がひと目で気に入った物件。そこで、いい部分は残しつつ、私たちの希望も取り入れたプランを考えてもらいました。
ポイントは廊下の天井に張られていたラワン合板。このレトロさを残し、キッチンの天井やリビングの壁にはラワン材を使用。昔懐かしいような雰囲気にもなるし、コストも抑えられる素材なのだそう。LDの天井板を抜いて出てきた構造梁は、一部見せてアクセントにしました。学校の床みたいなパーケットフロアは「G-PLAN」のヴィンテージテーブルとも相性抜群。夫婦ともに大満足できる家が完成しました。
U型キッチンは作業しやすくてラク
キッチンにお金をかけたぶん、サニタリーは節約
広くて収納力もあるキッチンは料理やお菓子作りに活躍
かつてカフェで働いていた私は、料理もお菓子作りも大好き。だからキッチンにはこだわりがありました。リノベーションを依頼した「HandiHouse project」の担当、荒木さんが考えてくれたのは、広い調理スペースや動線のいいU型キッチン、配膳のしやすい高さ105cmのカウンターなど、理想どおり。大人っぽいデザインにしたくて面材にはネイビーを選び、和の陶器みたいな色のタイルを組み合わせました。おかげで、でき上がりを見たとき「ここで人生の最後を迎えたい!」と思ったほど家の中でいちばん好きな場所になりました。
反対に、サニタリーは必要最低限の仕上げでコストをダウン。洗面台はナラ材1枚で、ラワン材の収納棚には扉をつけずシンプルに徹して。上手にメリハリをつけながらも、カッコよく統一感が出せたから、言うことありません。
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