これからちょこちょこ登場しそうな朝ごは

「うつわとざっか　器人器人(きときと)」岡本崇子さんvol.4

こんにちは。
2022年10月を担当させていただいています、奈良市 きたまちの「うつわとざっか　器人器人(きときと)」の岡本崇子と申します。

最終回となる今日4回目は、朝寝坊した時に頼りたいグラノーラをメインにした朝ごはんです。

今回のコラムをきっかけに、以前より目覚めも良くなり朝食も取れるようになりましたが、またいつ起きれな～いとウダウダしてしまうかわからないので、朝寝坊した時にもササッと食べられるグラノーラを朝食のメニューの1つに取り入れようと遅ればせながら最近になってちょこちょこ食べるようになりました。

〔今日の献立〕
・グラノーラと牛乳
・ラタトゥイユ
・ブラックコーヒー

グラノーラをより美味しそうに魅せてくれる深皿はhapun potteryさんの変形シリーズのパスタカレー皿。
大きめのリムの幅を敢えて揃えていない所と長年使い込んだような絶妙な汚しをかけているのがこのシリーズの魅力です。

作品名の通りパスタやカレーはもちろん、夏はぶっかけそうめんやお蕎麦 冷麺などを盛り付けたり、冬はｺﾄｺﾄと煮込んだシチューやおでんを一人分盛り付けるのにピッタリの大きさになっています。
サラダや炒めモノ・煮込み料理などを盛り付けて皆で取り分けたりも出来るのでかなりの頻度で使えますよ。

こちらはまた別の日。
この日はお客様からも「これ、オートミールやグラノーラにちょうどイイ！」と大好評な五條悠斗さんの大き目のスープカップで。

スープ以外にも煮麺やサラダ、クツクツ煮込んだシチューや洋風鍋のとんすい代わり…とイロイロな使い方が出来て便利ですよ！

グラノーラはイロイロな栄養がたっぷり含まれているとはいえ、それだけでは口淋しいので、そんな時はくりまりさんの小さ目の三つ足グラスに冷蔵庫にストックしているラタトゥイユを少々。

この、いつか歩き出しそうなぽってりしたこの足がポイントですね。
こんな風におかず系を盛り付けるのに用いたり、お酒やお茶を飲むカップとして使ったり…とイロイロな使い方が楽しめます。

コーヒーはブラックで。
10数年前までおこちゃま口でブラックは飲めなかった私ですが、お隣のkoharu caféさんのアトリエモリヒコさんの豆で淹れたコーヒーを飲んで以来、不思議とどのお店のブラックも楽しめて味の好みまで少しわかるように
なり、コーヒーも自宅でドリップして淹れるまでに成長(笑)

長町香奈子さんのストライプのマグカップは持ち手が大きめで、太っちょの私の指も2本余裕で入れられて安定感がバツグンで、見込みの柔らかい白色がよりブラックコーヒーを美味しく感じさせてくれます。

箸置きは深皿と同じくhapun potteryさんのお山のはしおきをチョイス。

箸置きとなっていますが、くぼみが2ヶ所あって長めになっているので、写真のようにお箸とスプーンやスプーンとフォークなど2種類のカトラリーをのせる事ができますよ。

庄助工業さんのこのスプーンは見た目の可愛さだけでなく、口元に持ってくるとちょうどスプーンの先が口元に来るようにデザインされているので、他のスプーンのようにあむっとくわえたり、スプーンの先を口元に持っていくのに大きく手を回さなくて済むのでとても使いやすくなっています。

これまでご紹介したお箸やフォークと同様に天然のオイルでツヤを出してもらっているので、おウチでも気軽にお手入れが出来て愛着もひとしおです。

今回は品数が少ないので、上野さんの一輪挿しに観葉植物を飾ってみました。
テーブルに緑があると癒されますね。

上野さんと言えば…な位の代名詞になっているこの一輪挿し、見た目の可愛らしさだけでなく、口が三角になっているのがポイントで、植物の長さを整えてスポッと差し込むだけで3つの角のどこかにもたれかかるようになっているので、コネコネさわらなくてもイイ感じに生ける事が出来るのでとてもおススメです。

上野さんの一輪挿しは全て、何気ないお庭や道で咲いているお花なども素敵に見せてくれるので、「お花を生ける」というハードルが下げられて、大きさ・形も様々なのでイロイロな空間に癒しをもたらしてくれますよ。

〔今回使用した器や道具〕

・メインの深皿　　　 hapun potteryさん　変形シリーズ　カレーパスタ皿
・ガラスのカップ　　くりまりさん　3つ足グラスドット
・マグカップ　　　　長町香奈子さん　マグカップ ストライプ
・箸置き　　　　　　hapun potteryさん　お山のはしおき
・スプーン　　　　　庄助工業さん　花梨スプーン
・一輪挿し　　　　　上野敬子さん　一輪ざし 3cm立方体 白マット
　(こちらは私物になります。店頭・オンラインショップでは4cmを販売中)
・大きなスープカップ　.Sue　五條悠斗さん　スープカップ

今回使用した器や道具も店頭・オンラインショップでご購入頂けます。

ごくごく簡単な朝食を4回に渡ってご紹介してきましたが、そんな簡単な料理もお気に入りの器や道具の力を借りると不思議と見た目も気持ちも、そして味も変化する「器マジック」を少し感じ取って頂けたのではないでしょうか?

これをきっかけに皆さんと器や道具との距離が更に縮まり、より気軽で楽しくて素敵なモノになれたら幸いです。

この1ヶ月間、コンパクトにまとめられず、画像も文章も多めの拙いコラムをお読みいただき、本当にありがとうございました。

奈良にお越しになる機会がございましたら、きたまちをおさんぽするような気軽な気持ちで器人器人にもぷらりとお立ち寄りください。

→「うつわとざっか　器人器人」の記事はこちらから

→その他の『器店主の朝ごはん』はこちらから