木の香りに癒されるカフェのような可愛い家は、子育て世代に嬉しい家事ラク動線も完璧！（福島県）

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

新築したわが家の好きなところは
ドアを開けた瞬間に感じる木の香り
無垢材の床や梁のおかげで
森林浴のような心地よさを感じます
〈森さんの家〉

三角屋根に赤いポストが、まるで絵本の中に描かれた家のよう。ここは、福島県にお住まいの森さんの新しい住まいです。こんな外国の家のようなデザインは注文住宅でしか建てられないのでは？と思うかもしれませんが、実は「Ayu-m Maman（アユーム ママン）の家」というオールインワンパッケージのプラン住宅なんです。

森さんが地元の住宅情報誌を見ていたとき、「なんて可愛い家だろう」 とひと目ぼれしたのがこのMamanの家でした。偶然にも、森さんのお父様がこのプラン住宅を知っていたそう。お父様の伝手もあって、県内でこの家を建てられる「渡昭建築企画」(福島県）を知り、見学会に参加することに。そこでの体験は「担当者さんの案内や会話がものすごく楽しくて、意気投合したんです」と森さん。「親身になってくれるアットホームな会社の雰囲気と、なんでも話しやすいことが決め手になって、ここでMamanの家を建てることにしました」。初めて見た時から気に入ったデザインはもちろん、実際に住んでみてその暮らしやすさに驚いたそう。家を見せてもらいながら、その訳を教えてもらいました。

※この記事は「Come home! vol.57」より抜粋しウェブ用に再編集しています。

MY HOME DATA
家族構成／夫婦＋子ども２人
建物／新築戸建て（築３年）
延べ床面積／122㎡（36.9坪）
＊「Ayu-m mamanの家」34坪プラン
施工／渡昭建築企画

LDKに取り入れた無垢材と塗り壁の
ナチュラルなテイストがお気に入りです

LDKの壁や天井は、消臭や調湿効果のある塗料「ヒッキーウォール」で塗装しています。全体を塗り壁にすることで、滑らかで温かみのある空間に。階段やテーブル横のアルコーブの飾り棚など、 アールが空間のアクセントになっています。すぐ隣には標準仕様の畳の部屋も。

LDKの床は無垢パインをウォルナットカラーで塗装。子どもたちがいちばん好きなリビングには、迫力のある見せ梁が。無垢材なので、経年変化が楽しめます。こちらもMamanの家の標準仕様です。

森さんがこの家で特に気に入っているのが、梁や床にふんだんに使われた無垢材。なかでも、 パイン材の床のやわらかい足触りにはびっくりしたと言います。「古い実家に住んでいたころは、板張りの廊下を歩く子どもが秋冬には“冷たい！”と 声を上げることがしょっちゅうでしたが、この家に住んでからは年中、素足で走りまわっています」。また、梅雨の季節など湿度の高い時期でも足触りがサラッとしているのも、無垢材の魅力です。

洗濯動線のよさも自慢です
子育てに忙しいわが家にぴったり！

キッチンの隣にサニタリーがあるので、引き戸を開けておけば、料理と洗濯を効率よくこなせます。洗面台には「名古屋モザイク」のタイルをブラウン形でまとめてあしらいました。対面には大きな棚を造作し、収納スペースもたっぷり。洗面室の隣には浴室があるので、水回りの家事もスムーズな移動で済みます。

キッチンの横にサニタリーがある間取りも、Mamanの家にして良かったポイントだそう。料理をしながら、子どもが身支度する様子を見守れるので、小さな子どもの子育て中には特に助かる配置ですね。

ニッチのおかげで可愛さアップ！

玄関正面のニッチは、雑貨がおしゃれに映えるようにハウス形に。照明も時間をかけて厳選したお気に入りのひとつ。

カントリーベースの「デザインコンクリート」で仕上げたたたきは、石を張り合わせた模様に。水はけがよくて、掃除もしやすいんです。

レトロな雰囲気のドアや
マリメッコの壁紙など
大好きなアイテムをセレクト！

廊下とLDの間仕切りドアは「カムホームドア」。アンティークのような重厚感のある雰囲気。

トイレの壁には、森さんがどうしても取り入れたかった「マリメッコ」の壁紙を張りました。

トイレは玄関のニッチの横に位置しています。トイレの手洗いのタイルはブルー系をメインに色を組み合わせました。希望に合わせて、細部まで自由にカスタマイズできるのもMamanの家のいいところ。

汚れにくい外壁は「Sto」
メンテナンスの手間いらず

外壁はひび割れしにくく、汚れに強い塗り壁材「Sto」（スト）で 仕上げました。色は“インディアナライムストーン”をチョイス。森さんの大好きな外観が出来上がりました。

家のあちこちにニッチを設けたり、照明や建具にこだわったおかげで、居心地のよいカフェのような雰囲気に仕上がった森さんの家。「好きなものに囲まれていると、毎日幸せな気分ですごせるし、わが家だなって実感がわきます。それがうれしくて、仕事が終わると脇目もふらずに帰るようになりました！」

この家を建てた工務店「渡昭建築企画」さんは、ご夫婦でMamanの家作りを行なっている会社です。一期一会の想いを大切に、お施主様とコンセプトを丁寧に決め、打ち合わせをしています。そんな熱心な姿勢のおかげもあって、こちらの施主の皆さんは何年経っても「自分のMamanの家が一番好き！」と言うほど満足しているそう。森さんも、照明などをスタッフさんと一緒に、ひとつひとつたっぷり時間をかけて選び抜きました。さらに１階和室の畳は、畳屋さんである森さんのお父様の扱っているものを取り入れたといいます。お父様や信頼できるスタッフと一緒にやり遂げた家づくり。その大切な思い出もいっぱいに詰まった、唯一無二の住まいです。