「きょうのレシピ」の野口真紀さんに会いに行ってきました vol.1
本がボロボロになった、素敵すぎる理由
「暮らしとおしゃれの編集室」のトップページで、レシピを日替わりでご紹介している連載「野口真紀さんの きょうのレシピ」、楽しんでいただいていますか~?
毎日一品ずつ、おいしそうな料理がアップされるので、「晩ごはんの献立を考えるのが楽しくなりました!」という、うれしい声をたくさんいただいています。
この連載の元になっているのは『きょうのサラダ』『きょうのおつまみ』『きょうの一汁二菜』『きょうのごはん』という大人気シリーズのレシピ本。
すべて、野口家でいつも作っている料理をまとめた本だということを聞いて、そのおいしいごはんの秘密を知りたい! と思い、野口さんのお宅にお話を聞きに伺ってまいりましたー。
まず驚いたのが、本棚から出してもらった、シリーズ第1作の『きょうのサラダ』。
びっくりするほど、ボロボロです。
そう、そうなんです、野口さんは毎日のように、この本や他の3冊を開き、レシピを見て料理を作っているんです!
なんだかジーンとしてしまいました。ご自身の著書をこんなに愛せるって、素敵だなーって。でも、ここでひとつ疑問が。レシピって全部頭に入っているわけじゃないんですか?
「もちろん、目分量でおおまかに作ることはできますよ。でもね、子供たちが『今日はハンバーグが食べたい』とリクエストしてくれたとき、頭に浮かべているのは、いつも私が作る『あの味』なわけでしょ? だから、『今日のはちょっとかためで、味が濃いめ』みたいなハンバーグを作るわけにはいかないなって思うんです。そうならないように、私は毎回レシピを見て、しっかり計量して作っています」
またまた、ジーーーーーン。母の愛!!!
毎日のごはん作りって、作り方も味つけも、つい「だいたい」で済ませてしまいがち。でも、レシピ通りに作るだけで、ちゃんとおいしい料理が出来上がるのなら、レシピを参考にしたほうが断然いいですよね(猛烈に反省……)。
ちなみに、野口家のハンバーグは、『きょうの一汁二菜』に載っています。玉ねぎを炒めずに生のままひき肉に混ぜ込んで作る、食べごたえのあるハンバーグです。おいしそう~。
本の上のほうにちょこんと貼られている黄色いリボンのフセンは、中学生の娘さんが付けたもの。娘さんも、お母さんのレシピの大ファンなんですね。一緒にキッチンに立つことも多いそう。
「育ちざかりの子供たちにとって、白いごはんは、体をつくってくれるもの。食べることがすごく大事な時期だから、もう毎日真剣です。朝、ごはんを炊いて、お弁当と朝ごはんを作り、やっと送り出したと思ったら、あれよあれよという間に晩ごはんの支度をする時間。でもそんな日々があるからこそこの本ができたわけだし、感謝しなくちゃ(笑)」
そんな野口家の幸せレシピ、明日からもお楽しみにしていてくださいね。
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そして、ここからはおまけコーナー。
野口さんから、普段の食卓風景を送ってもらいました!
ハンバーグと同じくらい子供たちに大人気のメニュー、ササミフライとトンテキ。野口さんはもちろん、ワインとともに~。
ダイニングにはいつも、その日買ってきたお花とフルーツが飾られているそう。おだやかな香りに包まれて、幸せ気分で食卓を囲めそうですね。
2月のバレンタインデーには小学生の息子さんが、お父さんのためにクッキーを手作り。男子から男子へ! アタラシイ! 野口さん、息子さんにまかせて手抜きしてませんか~?(笑)
みなさんも、「野口真紀さん きょうのレシピ」を参考にして、野口家のような楽しくおいしいごはん時間を過ごしてくださいね!
Profile
野口真紀
料理研究家。料理上手の祖母と母のもとで育ち、食べること、料理でもてなすことが大好きに。離乳食から育ち盛りの子どもが喜ぶ料理、自身も大好きなお酒のおつまみ、パーティ料理まで、なんでもこなす2児のママ。主な著書に『きょうのサラダ』シリーズ(主婦と生活社刊)がある。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。