【34坪 5LDK・子ども3人】北海道でのおしゃれな田舎暮らし。寒冷地仕様で快適な家を建てました(北海道苫小牧市)

Comehome!
2024.03.15

小さいころから、映画や写真で見るアメリカの家に憧れていたというNさん。「綺麗で豪華な家じゃなく、歳月を重ねたような居心地のいい田舎家が好きだったんです」。3人目のお子さんが生まれてアパートが手狭になり、マイホームをもとうと考えたとき、思い描いたのはやっぱりそんな木の味わいのある家でした。長年の夢をついにかなえたのがこちら。「Ayu-m Maman(アユーム ママン)の家」というプラン住宅をベースに建てたそう。冬の寒さが厳しいここ北海道でも、快適に過ごせる仕様をプラスして作り上げた家をご紹介します!

この記事は「30代やりくり上手な夫婦が建てたナチュラルで心地のいい家」より抜粋し、加筆・再編集しています。

MY HOME DATA
竣工年月/2015年10月
マイホーム取得年齢/夫34歳、妻31歳
取材時の家族構成/夫婦+子ども3人
建物価格/約2325万円
坪単価/約72万円
延べ床面積/113.44㎡(34.31坪)
(1階/60.45㎡、2階/52.99㎡)
構造・工法/木造2階建て(木造在来工法)
間取り/5LDK *Mamanの家34Nタイプ
施工/株式会社ソレイユの家

※価格・坪単価は竣工時(2015年)のもので、現在の価格は変更されています。詳しくは「Ayu-m Mamanの家 本部」までお問い合わせください。

LDKは濃いめに着色した無垢の床や
板壁のキッチンカウンターにこだわって
大好きなアメリカンカントリー風の家に

〈Nさんの家〉

Nさんの理想は、木に囲まれたアメリカの田舎家のような雰囲気。天井、壁、床に木をふんだんに使うAyu-m Mamaの標準プランに加え、キッチンカウンターの壁も板張りに。無垢パインの床も標準プラン。パイン材は蓄熱作用があり、冬でも冷たくなりすぎないのが魅力です。

ダイニングテーブル横にはカウンターデスクも。ご主人や子どもたち用のパソコンコーナーとして活用しています。

キッチンから見渡せるリビング。子どもが遊ぶ様子や階段の上がり下がりも、料理しながら目が届く間取りです。見せ梁は工務店の社長自らチェーンソーでエイジング。石や釘でキズをつける作業には、Nさん家族みんなで参加したそう。窓は断熱性・遮熱性の高いLow-Eガラスを用いたダブルサッシを採用。

LDKではオプションのMaman Wallという塗り壁材を使用(※現在は漆喰塗料「ヒッキーウォール eco」に仕様変更)。ぽってりとした質感が魅力です。

1年近く工務店を探していたNさんが、たまたま雑誌で知ったのが「ソレイユの家」。プラン住宅「Ayu-m Mamanの家を見にいくと、「外観だけで私の好きな雰囲気だと直感!室内もこぢんまりと可愛いうえ、好みの内装が選べるのも魅力で」。住むにつれてふえるキズや汚れを気にしていたというご主人も、無垢の木の家ならキズも味になると大賛成。ここで憧れのマイホームを形にしました。「フロア全体を見回せるキッチン、エイジングした梁……。ママンの家の行き届いた標準プランには、本当に満足しています」

使いやすくおしゃれなシステムキッチンは「ウッドワン」のもので、こちらも標準仕様です。造作のバックカウンターはオープンにして、かごに収納しています。

窓や暖房などは
寒冷地に対応した仕様だから

1年中快適に過ごせます

工務店「ソレイユの家」は北海道苫小牧市が拠点。寒さ厳しい冬でも過ごしやすいように、ママンの家の標準プランに寒冷地仕様をプラスして建ててくれます。Nさんの家では、冬も熱を外に出さないよう窓をダブルサッシに。また、オール電化にして、足元にパネルヒーターを設置。エアコンの暖房だけでは暖かい空気が上に逃げてしまい室内に温度差が生まれるので、その解消のために付けているのだそう。結露の防止にも役立っています。

プラン変更で、望み通りの
内装や間取りを実現!

和室をプラン変更した洋間は、3人の子どもたちが遊ぶほか、ご主人の両親や友人が来たときは客用寝室として活用しているそう。小ぶりのローテーブルは工務店が作ってくれたもの。天板に黒板塗料を塗っているのでお絵描きもできます。

洗面台と脱衣場もプラン変更して、空間を分けてもらいました。手前が洗面所で奥が脱衣場。キッチンの隣にあるので家事動線も良好。開けっぱなしにしておけるよう、引き戸に。

小さな造作洗面台ですが、朝は家族みんなで使うのだそう。洗面台下をオープンにして、ニッチを収納に活用。

*タイルは「名古屋モザイク工業」のコスミオン。壁との相性を考えて、飽きのこない落ち着いた色に。
*水栓金具は「Matilda」の混合水栓アメイジア・ラバトリーをセレクト。アンティーク調のブロンズカラーです。

洗面台を別の場所に作ったぶん、洗濯スペースを広く撮れた脱衣場。室内干しもたっぷりできます。脱衣場の床は「サンゲツ」のテラコッタ風クッションフロアに。「店舗用なので厚みがあり、足触りがいいんです」

暮らしやすさや理想の雰囲気を目指して、標準プランにアレンジをお願いした部分はいくつもあります、とNさん。「たとえばサニタリー。洗面所と脱衣場を一緒にするのが一般的ですが、わが家では分けて配置しました」。脱衣場をキッチンのそばに据えたので家事動線がよく、洗面所を独立させたことで、来客時に便利なのだそう。また、和室は子どもたちが遊ぶ洋間に変更。「リビングとのつながりがよく、キッチンから目くばりしやすいんです」

2階の寝室やクローゼットは
輸入壁紙を貼って

海外らしさを取り入れました

ドレッサーを据えた間仕切り壁の向こう側がクロゼット。Nさんが雑貨店で見つけたというシャンデリアは施主支給品。

寝室の壁紙はリフォーム会社「札幌ホームデザイン」で選んだ輸入壁紙。ウォークインクロゼットの中はトランク柄に。

間仕切り壁には、昔の雑誌広告を散りばめた柄の壁紙を。「洋服屋さんのようで気に入っています」

寝室にはウォークインクロゼットを設け、アンティーク風の壁紙を張りました。「木目を生かしたドレッサーも、まるで映画で見たアメリカの住まいみたいなんですよ」。

子ども部屋はそれぞれの
好きな色でペイント
海外インテリアのように
ポップでにぎやかに!

2階には子供部屋を3つ設けました。「次女の部屋はピンクと赤を基調にしたインテリアです」

「ブルーの部屋は末っ子の部屋」。おもちゃもたくさん並んだアメリカンな雰囲気に。

「長女はすっきりとしたグリーン系が好き」。カントリー風の学習机や本棚とも好相性です。

2階ホールから見た子ども部屋。ドアを開けて風を通していると、カラフルなアクセントウォールが見えて楽しさもいっそうです。

3種類の壁に囲まれた
楽しいトイレに

正面は古材風の板壁。田舎家風が好きなNさんに工務店が提案したそう。「ランダムにペンキで汚すアイデアには感激しました」。右は「Maman Wall」の上からペイント、左の面は英国の塗料「FARROW &BALL」を塗りました。

手洗いシンクは「伊吹物産」のエッセンスシリーズのもの。

トイレの板壁や、子ども部屋のペイント壁など、あちらこちらの壁材にもアメリカンな雰囲気を盛り込みました。

玄関には塗り壁風の壁紙を

左手のアーチ型の開口の中は広いシューズクローク。外遊びの道具も収納できます。

玄関ポーチは標準プランより
広くしてゆとりを持たせました

軒も大きいので、雨の日も家族5人がぬれずに出入りできます。外壁は汚れのつきにくい、カントリーベースのSto塗り壁工法です。雨汚れがつきにくく、いつまでも白さを保ってくれるのが魅力。

「今は、集めてきた雑貨を飾るのがいちばんの楽しみ」とNさん。少しずつ増えていく床や柱のキズも、家族の大切な思い出になってくれそうです。

【Ayu-m Mamanって、どんな家?】
無垢材の床、おしゃれなキッチンやサニタリー…。そんな子育て世代のママたち憧れの仕様がパッケージになっているプラン住宅です。エアコンやカーテンまでプラン内に入っているので、入居してすぐに快適な暮らしがスタートできるのも嬉しい点。また、高性能な壁材や、石やレンガなどの風合いを表現できる「デザインコンクリート」にもこだわっています。リーズナブルな価格で満足のいく家づくりをできるのが魅力です。間取りも8プランあり、どれも家事や育児のしやすさを考えられているので、30代のファミリーには特におすすめ。ここでご紹介したNさんのように間取りを変えたり、カスタマイズも可能。Mamanの家を建てられる工務店は全国に展開中!北海道の「ソレイユの家」では寒冷地仕様にも対応しています。

Ayu-m Mamanの家(本部・株式会社カントリーベース)

石川県金沢市駅西本町4-1-17
TEL:076-232-7710
FAX:076-232-7771
公式サイト:http://www.maman-net.com
Instagram:@maman_home
Facebook:Mamanのお家

 

この工務店の施工例の記事はこちらから>

 

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ